修了生の声 「私がリワークで得たもの」

 皆様こんにちは。前回に引き続き、リワークを修了された方の声を紹介させていただきます。

間もなくリワークプログラムを修了し、復職に向けた準備を行っているYと申します。

 私がうつ病の診断を受け、休職を決断した時には「1~2ヶ月くらい休めば復職出来るだろう」と考えていました。ところが、休み始めると、みんなに迷惑を掛けることになってしまった罪悪感や、本当に復職出来るだろうかという不安感が日増しに強くなり、症状があまり改善しないまま半年以上が過ぎてしまいました。

 主治医の先生からは「半年以上仕事から離れてしまうと、戻るためには誰かの手助けが必要ですよ」と言われ、また産業医の先生からは「リワークという復職支援の制度を活用してはいかがですか」と助言されました。

 いくつか候補となる施設・機関を挙げていただきましたが、初めに見学した戸田病院のリワークプログラムに参加させていただくことにしました。

 3段階のクラス分けがされていて、各段階に応じたプログラムが用意されている事、また座学だけでなくグループワークを通じて自分自身の性格や行動パターンを分析することで、有効な再発防止策を自ら見つけ出すことが出来ました。

また、復職準備クラスでは実際の職場で起こり得る状況を想定して、より実践的な活動を経験することが出来たと思います。

 リワークでの活動を振り返ってみると、プログラムの時間中はもちろん、それ以外の余暇時間もリワークに通う仲間たちと一緒に過ごしたことが私自身にとってはとても有意義なものでした。ひとりで考えていても分からなかったであろう多くの事を、クラス・グループのみなさんのお陰で気付くことが出来ました。

 もし、リワークへの参加を検討されている方がいらっしゃったら、多少の不安があっても思い切って参加してみてください。そこには同じような悩みを抱えながら一緒に学び考えていくことが出来る仲間が必ずいると思います。

 

(担当スタッフからのコメント) 

症状が強く苦しい時期から回復され復職に至るまで、たくさんの苦悩がありましたが、その中でも目的を見失うことなく、努力を重ねておられておられました。復職された今も、体調管理をしっかりと行いながら、仕事に励まれていることと思います。今後のご活躍をお祈り申し上げます。また、この記事を読んでいる同じような境遇の方がいらっしゃれば、参考になればと思います。ご本人の了解のもと、投稿させて頂きました。

第8病棟 レクリエーション

 第8病棟では、各病室や病棟ホールなど、病棟の南側から荒川を臨むことができます。暑さも和らぎ過ごしやすい気候に恵まれるようになった10月。まだまだ日差しも感じられるため、麦わら帽子を被り天気の良い日は院内グラウンドに散歩へ行っています。季節の変わり目で、雨風ふく日はコスモスホールでレクリエーションを行っています。これからも穏やかな空間もレクリエーションで楽しむ時間も提供できるようにしていきたいと思います。

第6病棟 病棟レクリエーション

こんにちは。急に寒くなりましたね。

患者さまとのあいさつも「今日は寒いね」といった会話が多く聞かれるようになりました。

第6病棟では、日々のレクリエーションとは別に、毎週木曜日に病棟レクリエーションを行っています。今回は秋の運動会として玉入れを行いました。体を動かした後の水分補給も温かいココアを皆さんにお配りしました。皆さん「温かくておいしい」と笑顔で喜んでいただき、ほっこり温かい気持ちになりました。笑顔は人を幸せにしますね。寒さに負けず今日も笑顔で行きましょう。

こんにちは。第5病棟です。

11月となり肌寒い季節となり体調管理に気を付けたい時期となりました。今月のレクリエーションはカラオケを行わせて頂きました。病棟には若い方から高齢の方までいらっしゃるので色んな年代の曲を思い思い歌われていました。皆さん自身が好きな歌を歌われていたので楽しそうに過ごされていました。

慢性期病棟ですので入院期間が長い方がいらっしゃいますが、院をめざして少しでも多くのサポートできるように関わらせて頂きたいと思います。

第2病棟の取り組み SST

 今回は、第2病棟(男子開放病棟)で実施している「SST(ソーシャルスキルズトレーニング)」についてご紹介します。

 「SST」とは、社会生活を送る上で必要なコミュニケーションスキルを向上させていくプログラムです。退院後の生活を見据え、「上手に断る」「自分の気持ちを伝える」など人と円滑なコミュニケーションを結ぶことを目標に、ロールプレイをメインとして練習に取り組んでいます。

先日は、「言いたいことをわかりやすく伝える」練習を行いました。普段の様子を振り返ってもらうと、「言いたいことは言えているけど、相手に伝わっているか自信がない…」との意見が出されました。改めて“分かりやすく伝える”ためのポイントを確認し、今回は診察の場面を取り上げながら、主治医の先生に分かりやすく伝えるにはどうしたらいいかを実践してみました。ポイントだけでなく、声の大きさはちょうどいいか?相手の目を見て伝えられたか?そのような面にも気をつけ、お互いにチェックしながら練習しています。最後、「どうしても上手く伝えられない時はどうしている?」との質問には、「事前に紙に書いて読んでもらっている」等、患者さんが普段行っている工夫も皆さんで共有することができました。

メンバー同士でお互いのコミュニケーションの良い所を認め合いながら、また改善点に気づき一緒に考えながら、今後も練習に取り組んでいきます。

第3病棟 スポーツの秋

今回はスポーツの秋ということで、第3病棟(男性閉鎖病棟)の患者様が、グラウンドでスポーツをした様子を紹介します。

約15名の患者様がグラウンドに出て、野球やバトミントンなどをスタッフも一緒に混ざって行いました。特に野球は皆さん上手で、グラウンドの端から端まで打球を飛ばしています。動き疲れた方はブルーシートの上で横になって日向ぼっこをしたりと、自由な時間を過ごしました。患者様にとって毎週の楽しみの時間になっています。

2022年11月1日より外来担当表が変更になります

外来担当表(診療時間) – 戸田病院 (toda-hp.jp)

デイケアブログ

こんにちは。

残暑が厳しい日々が続いていましたが、10月に入って一気に気温が下がり、

秋の訪れを感じさせる時期になりました。

運動の秋ということで、

北館デイケアでは10月10日からメンバーのウォーキングが開始します。

お昼過ぎの時間帯に戸田病院周辺を1~2周歩きます。

北館前の金木製も香っていて、秋を感じながら散歩を楽しんでいただきたいです。

メンバーへのアナウンスのポスターは就労準備コースのメンバーが

「イベントクラブ」というプログラムで作成したものを掲示しています。

各コース分手書きで作成して掲示しています。

メンバーの個性が出ているポスターですね。

ウォーキング初日は社会資源活用学習コース・就労準備コースのメンバーが歩きました。

あいにくの天気で、秋の風が冷たい中でしたが、皆さん一生懸命歩いていました。

そして10月29日には北館デイケアのイベントの運動会が開催予定です。

今年もたくさんの競技・種目をスタッフが用意しています。

スタッフが作成中の道具。これを使ってどんな競技をするのでしょうか・・・?

ウォーキングで体力をつけて運動会を楽しんで頂きたいと思います。

第4病棟 作業療法 体操

第4病棟は身体合併症病棟で、精神疾患を抱えた患者様が内科的治療を要した時に治療する病棟です。精神科医と内科医がカンファレンスしながら精神面において必要な治療と、内科的に必要な治療を行っていきます。

作業療法のプログラムは主に身体リハビリ目的の体操や、リラクゼーション目的の音楽鑑賞、脳を活性化するためのクラフトで構成されています。

第4病棟の患者様は車イス使用の方もいらっしゃるので、座って椅子の方でも参加できる体操で、パンフレットの活用しながら、作業療法士が声を掛けながら進めていきます。

患者様からは「きついなー」という感想と共に笑みもこぼれていました。

患者様同士のコミュニケーションを図る場ともなっています。

第2病棟

戸田病院は看護学生の実習の受け入れをしています。

第2病棟にもいくつかの看護学校から看護学生が実習のため来るので、患者様に了解が頂ければ、実習生の受持ち患者様になって頂いています。実習内容としては主に患者様とコミュニケーションをとる、作業療法に参加されている場面を見学する、一緒に外出するなどですが、密に関わることができるため、患者様は学生が来るのを楽しみに待ってくださっています。

学生は統合失調症など疾患について勉強してきて実習に臨むわけですが、例えば幻覚や妄想といった症状がある患者様にどう対応すればよいのかと、学生は身構えて来ます。でも実際に患者様と関わってみると、どの患者様も優しく、明るく関わってくださるので「精神科に対するイメージが変わった」と、どの学生も実習の最終日は必ずそう感想を述べてくれます。

私自身も日々勤務して患者様と関わる中で、患者様に勇気付けられたり励まされたりすることがあり、たくさん笑顔にさせて頂いています。そんな患者様に出来る限り快適な入院生活を送って頂きたいと思いながら、これからも様々な業務に取り組んで参ります。