『災害時には』(グループホーム)

石川県能登地方を震源とする令和6年能登半島地震によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。

被災地では、相次ぐ余震と寒さの中、不安が募る状況が続いておられますが、皆様の安全と、1日も早い復興をお祈りしております。

2024年1月28日に東京湾を震源とした地震の影響か、災害時どのようになってしまうのか不安感を表出する利用者様も多々いらっしゃいました。

当院グループホームでは災害対策として、ホームに備蓄している非常用飲料水の期限や使用用途の確認、避難場所や経路などハザードマップを利用しながらの確認を定期的に実施しております。

今後も、日頃の利用者様の体調確認を怠らず安全に努めていきたいと考えております。

「豆まき風 鬼退治ゲーム」

こんにちは、ストレスケア病棟(静養病棟)です。

2月3日。毎月実施している病棟レクリエーションとして、「豆まき風 鬼退治ゲーム」を開催しました。事前に作業療法のプログラムで患者様がそれぞれ鬼のイラストを書き、色を塗った物を点数のついたアルミ缶に貼り、豆に見立てた丸い新聞紙で缶を倒し点数を競って行くゲームでした。参加者は10名程でしたが、「鬼はそとー、福はうちー」と掛け声をかけながら行い、終始、笑い声の絶えないレクリエーションとなりました。最後にはお茶とお菓子を振る舞い終了となりましたが、今後も患者さまの気分転換や、スタッフとの交流の場として楽しいレクリエーションを企画していけたらと思います。

『集団プログラムを始めるにあたって大切にしていること』

これまでもいくつかご紹介してきましたが、当院では入院患者さんを対象に集団精神療法、SST、心理教育プログラムなど、心理士の関わる集団プログラムを複数行っています。いずれのプログラムも、症状を改善させるだけでなく、退院後を見据えて、その症状とうまく付き合いながら日常生活を送られること、また、自己実現を図れるよう、自己理解とコミュニケーションスキルを向上していくことを目指しています。そのため、必要に応じて他職種と連携しながら集団内での個々の特性を見極めつつプログラムを進めています。

特に個で関わる場合と違い、集団内では緊張や不安が高まることが予想されます。個を好む患者さんにとっては集団という場が余計に苦痛になることもあるでしょう。しかし退院後日常生活、社会に戻っていくには、ある程度人とのやりとりが必要となります。人はより安心できる空間と時間を得ることで初めて安心して自己表現することができます。またそこで正のフィードバックが加わることでありのままの自分を出すことに安心感を覚え、可能性を広めていくことができます。これは入院中の患者さんに限られたことではなく、日々の生活で当たり前のことなのですが、この当たり前を特に大切にしたいなのです。

その1つとして集団プログラムを始める際、いきなり本題から入るのではなく、準備や場を温める時間を大切にしています。例えば自己紹介したり、簡単なゲームをしたり。一見プログラムの内容とは全く関係ないように見えても、その時間はただ準備をしたり、場を温めているだけではなく、その時間や機会を共有しながら、お互いの息づかいを無意識に確かめ合っています。「●●さんは今日ちょっと元気ないかな」、「今日は調子よさそうかな」。私たちも日常で何気なく、人に声をかけた時に、その人と自分の息づかいを確かめて調整したりしながら、安心感や一体感を得るのと同様です。

プログラム開始時にこの調整と安心感や一体感を築いていけるよう、ちょっとした工夫や配慮を通して、“集団”という小さな小さな社会の輪にいざない、日常生活へ戻っていく後押しができればと考えています。

みんなで新春お雑煮会 第3病棟

肌寒い季節が続いており、風邪やインフルエンザ等の体調不良はないでしょうか。新年を迎え、病棟のスタッフともども、心機一転して病棟の患者様と体調管理に気を付けています。第3病棟は閉鎖病棟であり、患者様の安全を第一に考え、病棟内で過ごしていただく時間が多くあります。季節の移り変わりや、気温の変化を感じにくい環境でもあるので、少しでも患者様に季節の変化を感じて頂けるように毎月1回季節の行事を活かした病棟内のレクリエーションを開催しています。1月はお正月の季節でもあったため、病棟内でレクリエーションと共に、おしるこを配らせていただきました。甘いものの過剰摂取は肥満や糖尿病の発症リスクがあるのと同時に脳内のエンドルフィンと物質を生成し、気分を落ち着かせ、リラックスする効果があると言われています。また温かいお汁粉は体を温めながら大豆としてのエネルギーを補給できるため、小量であれば体に良いこともたくさんあります。甘いおしるこに患者様はとても喜んでくださいました。「美味しい」「久しぶりに食べれてうれしい」「お正月っぽいね」等の満足している意見を頂き、開催したスタッフも嬉しい気持ちとなりました。

引き続き病棟内の患者様が少しでも病棟内で穏やかに過ごせるようサポートしていきたいと思います。

「 新年会を開催しました! 」(デイケア)

2024年に入って2週間あまりが過ぎた、先日関東でも初雪を観測し北風も強く寒い日が続いております。皆様体調は崩されていませんでしょうか?

 2024年1月15日、再発防止コースで『新年会』を開催しました。たった6人のメンバーさんの参加ではありましたが、百人一首を使った『坊主めくり』を行い盛り上がりました。

 百人一首とは、鎌倉時代に編集されたものでデイケアでは創設当時から新年会で使用されてきた年代物です。

『坊主めくり』とは、殿のカードが出たら自身の手札になり、坊主のカードが出たら自身の手札が場に没収になり、姫のカードが出たら没収された場のカードが自身の手札になるというゲームです。 

参加したメンバーさんも「歴史の勉強になった。」とおっしゃって頂きました。

 『坊主めくり』の後は、メンバーさんでスタッフが作った絹ごし豆腐入りの白玉団子を入れた『お汁粉』を食べて頂きました。豆腐を入れたことでヘルシーになり、つるっとした仕上がりで詰まりにくくなります。デイケアの『お汁粉』では定番になりつつあります。食べたメンバーさんも「美味しい。」「豆腐が入っているなんてびっくり。」とおっしゃって頂きました。

 参加メンバーさんは少ないながらも、喜んで頂けた新年会になってスタッフも大変嬉しく思っております。またこのような会を開催出来るようスタッフ一同色々考えていきたいと思います。

 写真は、『坊主めくり』で最後に大逆転したメンバーさんが獲得したカードとメンバーの皆さんに美味しく食べて頂いた絹ごし豆腐入り団子の『お汁粉』です。

 2月は全体イベントの『卓球大会』を開催予定です。

またお知らせ致しますので、お楽しみに。

「第10病棟 新年会~おしるこを添えて~」

2024年度がスタートし、新たな気持ちで新年をお迎えになられていると思います。まだまだ、寒さが続きます。体調管理に気を付け、風邪などひかないよう、お身体ご自愛ください。

年明けという事で「正月」にちなんだ病棟内でのレクリエーションを行いました。「正月で食べたいもの」といったところでアンケートをとらせて頂き、おしるこを提供させて頂きました。患者様の安全面を考慮し、お餅は提供できなかったのですが、皆さまとても喜んで食べられておりました。

今後も、患者様の気分転換になれるようなイベントを開催し、入院生活に楽しみを提供できるよう、スタッフ一同ご協力できればと考えております。

新年を迎えて(第8病棟)

新たな年を迎え、当認知症病棟には獅子舞が来てくださいました。普段の入院生活中にはなかなか見られないものとあって、多くの患者様に見て楽しんでいただくことが出来ました。また、病棟内に居ながら季節を感じていただくことも出来たのではと思っております。これからも病院で協力して患者様に季節を感じていただいたり気分転換もして頂けるように努めてまいりたいと思います。

「福笑い」(第7病棟)

こんにちは。療養病棟(第7病棟)です。

新年を迎え今年最初の病棟レクは「福笑い」を開催しました。

完成する顔を見ながら、患者様同士談笑していました。今後も季節感を感じることのできる病棟レクを行っていきたいと思います。

私の体験談 「リワークプログラム」 で自信がつきました!(リワーク)

前回に引き続き、リワークに通所されていた方が作成された記事をご紹介します。是非ご覧ください。

こんにちは!最後まで寄り添い相談できる“復職リワークプログラム”と“職員の方々”に感謝!

私にとって対人関係のコミュニケーショントレーニングと自分を見つめ直す「自己分析」がたいへんためになりました!

•【コミュニケーショントレーニング(全8回)】 対象:復職準備クラス(必須)

【内容】

活動クラスの職場の人間関係作りで“アサーション”のコミュニケーションを座学で勉強した後、復職準備クラスで、実際に
ロールプレイで体験できるプログラムです。

【感想】

人間関係で苦労した私にとって、大変勉強になりました。特にアサーションスキルのロールプレイングでは、実際に言葉に出すことによって体で覚える事ができ、私にも相手にも「Yes」な提案をすることが理解できました。教えて頂いた内容を繰り返し使い、意図的にできるように努力しています。復職したらきっと役に立つプログラムだと思います!

•【自己分析(全4回)】 対象:復職準備クラス(必須) 

【内容】

過去から今後に向けて、自分自身を振り返り、なぜ休職することになったのか原因を考え、自分の傾向を踏まえてどのように対処すればいいのか、気を付けなくてはいけないことは何かを深く考えるプログラムです。

【感想】

プログラムでは、自分について振り返り、課題を職員の方に提出して、添削してもらいながら、自分では気が付かなかったことを気づかせて頂きました。ただ教えてもらうのではなく、自分で気づくことが大切です!

人生の中で”自分”の事をこれほど振り返る事がなかったので、「将来の自分」がどうなっていたいのかを考える事が出来ました!

その他、ご紹介したいプログラムは沢山あります。リラクゼーション、マインドフルネスで気持ちを和らげるリフレッシュする内容や、病気について、職場復帰に為の過ごし方の講座、また後半になると、自分でスケジュールを立てて、復職を想定して、自分に足りない事を目標にして過ごすように設定します。困っている事、詰まっている事をクリアにして準備をします。また、担当の職員の方に定期的に「面談」をしてもらい、近況の共有や悩み事の相談をする機会があります。

私も初めは、分からないことがあり「リワークプログラム」について不安もありましたが、見学もできますので、まずは雰囲気を見てみる事をお勧めします。主治医の先生や職員の方にお気軽にご相談ください!

集団創作「新年に向けて」

戸田病院作業療法室では、各病棟の特徴にあわせてプログラムを計画、実施しています。2024年1月に第1病棟(精神科急性期病棟)にて実施した「集団創作」についてお伝えします。

新たな年に変わったということで、「今年(2024年)の目標・抱負」について書いて頂きました。実施内容としては、①模造紙に絵馬を飾るための土台と飾りの作成。②絵馬に目標を書き、飾り付ける。の大きく2つに分けた作業を参加者と共に協力して行いました。

土台、飾りに関しては見本を作業療法士側で提示し、そこから参加者のアイディアを色々と加えて形にしていきました。参加者で役割を分担し、花紙や折り紙などを使用して鮮やかなものに仕上がりました。

絵馬の方では「早く退院したい」「料理の腕を上げる」「お寿司が食べたい」など、各々が考え、思いのまま書き込んでいました。

飾り付ける際には絵馬が重なり、見えなくならないように間隔を空けて張り付け、他の方が書いた内容を見ながら交流する姿も多くありました。加えて、参加していなかった方も掲示されたものを覗く姿も見かけられました。