第一病棟のOTレクリエーションでは、集団創作活動の一環として、『ちぎり絵』を行いました。
患者さん同士で相談しながら、折り紙をちぎり、鯉のぼりの台紙に、模様をつけ、色づけし
それぞれ役割分担をして、一つの作品を完成させました。
最後にみなで意見を出し合い、「子どもの日~元気のよい・こいのぼり」というタイトルをつけました。
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4月上旬、認知症病棟から見える桜並木はピンク色に染まり、患者様やご家族だけではなくスタッフの気持ちも和ませてくれました。
戸田病院の中庭にも桜の木があり、病棟レクとして患者様と中庭に出てお花見をしました。
入院中、あまり外の空気を吸うことが出来ないので
中庭に出て「気持ちがいい。最高だわ。」「桜がきれい。窓越しではない桜が見られて本当に嬉しい。」と大変よろこんでおり、桜以外の野の花も沢山咲いていて、地面のその花にも目を向けながら、体で春を感じられた時間を過ごし、最後にみんなでレモン味の甘酒を頂いて病棟に戻りました。
また患者様と外の空気を吸うための機会を作りたいと思っています。
静養病棟『心理のつどい』のご紹介②
数か月前にご紹介させて頂いた、静養病棟で行なっている『心理のつどい』。前回は季節柄体調の優れない方が多かったのですが、今回はたくさんの方がプログラムに参加され、暖かで有意義な時間を過ごせましたので、その様子を紹介したいと思います。
今回は、前半で桜をはじめとした季節の花をテーマにした話題を提供しました。特に桜は皆さんにとっても身近なものですので、桜の話題になると「去年シルバーカーを押した母と桜の木の下を散歩しました」と回想される方もいれば、「やっぱりお花見、宴会だよね」とウキウキした表情を見せる方がいらしたり、「桜って入学式でしたよねぇ」等々、と自然とそれぞれの体験と桜の思い出を重ね合わせられていました。
また後半では「色」に関する質問をし、用意した色画用紙から答えに当てはまる色を選んでもらうというゲームをしました。「好きな色は?」の質問に「亡くなった主人が好きなので赤ですね」とご主人との思い出を回想される方がいらっしゃいましたし、「着てみたい服の色は?」の質問に男性が「黒がいい」と答えると「そうね、あなた似合いそうねぇ。でも私はオレンジよ(笑)」と他の方の趣味指向に関心を抱いたり、参加者同士で積極的にコミュニケーションを取られる様子が見られました。
身近な桜や色を話題としたこともあるのかもしれませんが、いつにもまして皆さん積極的で、生き生きとした表情を浮かべられていました。皆さんの素直な感覚や気持ちが感じられたひとときでした。今後もこうした皆さんが感覚や気持ちに触れていく中で、認知機能の回復や自尊心・自立心の向上に一助担えればと思います。
3月23日、気温も上昇してきた温かい病棟ホールでクラフトの作業療法が行われました。
細かい手作業なので、女性の患者様が好んで参加されることが多い作業療法です。
カレンダーに貼る数字を切り貼りしたり、季節に合わせた風景の貼り絵をしたりします。
今回は4月のカレンダー作りだったので、桜の花を紙で作り貼り付けました。
このような作業に集中することは認知症の進行を予防することに繋がります。
完成したカレンダーは病棟ホールの壁に飾られるので、病棟を華やかにしてくれることでしょう。
病棟から見える桜が満開になったら、患者様とお花見に外出したいと計画中です。