今回は心理士が静養病棟で実施している「療養教室」を紹介いたします。これは小グループで行う講義形式のプログラムで、主に「うつ病」について学びます。再発予防を目的とし、うつ病の特徴や治療の流れ、薬やストレス対処、再発サインの気づき方、退院後のリハビリのポイント等をテーマとし、週に1回、計8回のセットで行っています。患者さんの中にはご自身の病気についてあまり知識がなかったり、服薬の意味を十分に理解されていなかったりする方がいます。療養教室に参加していただき、疾病の理解を深めることで、より積極的に治療に取り組むきっかけになることがあります。参加後には「薬の効果についてよくわかった」「ストレスを溜めない工夫をしたい」といった前向きな声が多く聞かれます。患者の皆さまが退院後、再発せずに良い状態を維持できるよう心理士もしっかりサポートさせて頂きたいと思います。
デイケア ~年に一度のスポーツ交流~ ゲートボール大会を開催しました!
皆さんこんにちは。
外は朝から雨が降ったりやんだりジメジメとした日でしたが、デイケアでは年に一度の病棟・家族会とのスポーツ交流イベント「第26回ゲートボール大会」を開催しました。
ゲートボールとは、2チーム10人の選手がそれぞれ自分のボールをT字型のスティックで打ち、決められた順に3つのゲートを通過させ、ゴールポールに当てれば上りとなります。ゲートを通過するごとに1点、ゴールポールに当てると2点になり、その合計点を競います。
ゲートボールというと、公園で地域の方が和やかに行っているイメージがあるかもしれませんが、自分の打ったボールが他のボールに当たった時に行うことができる「スパーク打撃」があり、自分のボールが静止した位置で自分の足の裏で踏み押さえ、当てたボールを自分のボールに接触させてスティックで自分のボールを打ち、そのショックで当てたボールを転がし、自分のチームを有利に進めたり、他チームのボールを妨害したりすることができる奥が深い頭脳スポーツです。
また、チーム制なので1人上手な方がいれば試合に勝てるというわけではなく、連携をとることが大事になってきます。
コスモスホールにて、第2病棟(男子開放病棟)・第6病棟(女子開放病棟)の患者さんとデイケアチームによるトーナメント形式で試合を行い、見事デイケアチームの皆さんが優勝しました。
普段病棟でゲートボールを行う機会の無い患者さん、いつもデイケア内でゲートボールを行っていますが慣れないコスモスホールで緊張しているデイケアメンバー、皆第1ゲートを通過するのにとても苦戦していましたが、終了間際には慣れてきて良い試合になりました。打ち方の分からない病棟の患者さんにデイケアメンバーが対戦相手でありながら助言をしていたり、昔からの知人でありながらこうした機会がないと話す事が出来ない患者さんとデイケアメンバーでプレー以外の時間で談笑していました。
閉会式後には、病棟の患者さんから「楽しかったよ。」との感想を頂き、近年はコロナ禍や天候不良により開催出来ていなかったので、今年は開催出来て本当に良かったです。
「第26回ゲートボール大会」の進行に協力して下さった第2病棟・第6病棟の患者さんと付き添いの看護師さん、デイケアメンバーとスタッフ、皆様本当にありがとうございました。お疲れ様でした。
また来年の開催を楽しみにしていて下さい。


全館停電を伴う電気設備点検および受変電設備改修工事のお知らせ
この度、下記の日時にて、自家用電気工作物年次点検および受変電設備改修工事を実施致します。
つきましては、点検・工事に伴い、一時的に館内は停電となります。
大変、ご迷惑とご不便をお掛け致しますが、何卒、ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。
記
■点検・工事実施の日時:
2023年5月21日(日)
午前9時00分~午後5時30分(予定)
■全館停電となる時間:
午後1時~午後4時の3時間(予定)
何卒、ご理解とご協力の程、宜しくお願い申し上げます。
第8病棟 急性期認知症病棟の取り組み~回想法②~
前回、回想法についての説明をしましたが、今回は第8病棟でどのように行っているかをお伝えしていきます。当院では、ご入院をされると一人一人の患者さんに対し、入院から退院までを担当する看護師が1名つきます。その担当看護師が主に回想法も担当いたします。
回想法には、大きく二つに分けて、グループを対象にしたグループ回想法と1対1で行う個人回想法があります。個人回想法は、対象患者さんとじっくりと向き合いお話ができますので、第8病棟では個人回想法を行うことが多いです。
場所は気負わずに落ち着いて話が出来るように、患者さんにどこで行いたいかをうかがいます。一般的には他の方の視線が気にならないように個室が望ましいとも言われていますが、患者さんにおたずねすると、二人きりの個室では緊張してしまうため、陽当たりのよいホールのソファや食堂をご希望される方がほとんどです。リラックスして色々なお話をしていただくことが大切ですので、ご希望に添って行っています。
回想法に使う材料は、ご家族にお持ちいただいた思い出の写真を使用することが多いです。
他には絵や音楽など様々です。今日のことや昨日のことをおたずねしても、「なんだったっけ?覚えてないなぁ。」とおっしゃる方でも、昔の写真を眺めると「懐かしい!このときはねぇ、〇歳のころで、こんなことがあったんだよ。」と目を輝かせてどんどん話が出てきます。
その表情や会話から、その方の考え方や好きなこと、これまでの人生について私たちも知ることができ、とても貴重な時間を過ごしています。
認知症サポーター養成講座を戸田病院にて開催します
戸田病院認知症疾患医療センターでは、
地域における認知症への理解を促進するため、
本年度は初めてとなる認知症サポーター養成講座を
5月25日(木) 戸田病院 にて
午後3時より開催を予定しております。
認知症の方やその家族が住み慣れた地域で安心して生活していくため、
多くの人が「認知症を正しく理解」し支えていくことが必要です。
サポーター養成講座は、介護の方法や技術を学ぶのではなく、
認知症の基本知識、認知症の症状、認知症になったらどうすればよいか、
どこに相談すればよいか、認知症サポーターの役割など、
認知症についての基礎講座です。
認知症についての正しい理解を深めたい方、
認知症に関しての不安や興味をお持ちの方など、
受講を希望したい方は下記の連絡先へ、
5月18日(木)16:00までにお電話でのお申し込みをお願い致します。
受講料は無料です。
受講は受付順となっており、定員に達し次第募集を締め切らせていただきます。
【認知症サポーター養成講座に関するお問い合わせ先】
戸田病院認知症疾患医療センター ℡048-433-0090
栄養課 健康的な食習慣
こんにちは。
栄養課です。本日はバランス良く食事を摂る方法について説明をします。
体重が増えた、身体の調子が優れない方は、是非参考にしていただけたらと思います。
食事は主食、主菜、副菜を基本に摂る事でバランス良く摂る事ができます。
(主食)・ご飯 ・食パン ・ロールパン ・パスタ ・そば ・中華麺
炭水化物が主で、身体でエネルギーとなる働きがある。
(主菜)・お肉 ・魚 ・卵 ・卵 ・豆腐 ・納豆
上の食材が含まれた料理で、主にタンパク質が補給できる。
タンパク質は身体で筋肉、血、免疫、となる。
(副菜)・野菜 ・海藻 ・きのこ
上記の食材が含まれた料理で、主にビタミン、ミネラル、食物繊維が補給できる。これらは身体機能を整える働きがある。
※追加で摂り入れると更によい群
(乳製品)・牛乳 ・チーズ ・ヨーグルト
カルシウムを多く含む食品で、骨を強くする効果がある。それ以外にも、整腸作用やタンパク質も補給できる。
(果物)・りんご ・バナナ ・キウイ ・イチゴ ・みかん
副菜と同じで、ビタミン、ミネラル、食物繊維が補給でき、身体機能を整える働きがある。デザートや間食として摂る事がお勧め。
上記の食材を病気の都合上で摂取出来ない方は、必ず主治医へ相談をお願いします
グループホーム 梅雨前に。
こんにちは。グループホームです。
新しい環境、新しい生活を新年度から…と言う方も多々いらっしゃるのではないでしょうか。また今年も日中と日没後の温度差が激しく、服装での調節や衣替えのタイミングが例年よりも特に難しい印象を受けております。利用者様やスタッフからも服装選びが難しいという声も多く、天気予報で情報収集は欠かせません。過ごしやすい服装についての提案や相談も多く、お店にスタッフが同伴し購入の支援を実施することもあります。
新しい環境や気温差が影響し体調を崩しやすい時期でもありますので、当院グループホームでは利用者様1人1人毎の『その人らしい』快適な地域生活が送れるよう日々支援を実施しております。
第10病棟 気分転換にキレイな桜を。散歩でお花見
季節が本格的に変わり、温かな風と共に、桜の花びらがゆらゆらと舞う今日この頃。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
4月は病院内の中庭にて、お散歩とお花見を行いました。病院内の中庭には、大きな桜の木があります。桜は、満開時期が、約10日間から2週間程度と言われています。ちょうど満開時期に実施することができ、皆さまに喜んでいただくことができました。また、実際に外に出て、桜を見ることで、気分転換になったという声を多数いただきました。安全面に配慮しながら、こういった気分転換になる時間を、今後も提供していきたいと考えております。
第8病棟 寝たきりにならないための取り組み
年度が変わり、新生活を始めた方も始める方の多い今日この頃、第8病棟では作業療法士による病棟での集団リハビリが日曜日でも行われるようになりました。日々の刺激が必要となってくる認知症の方にとって毎日やりがいを持って取り組める事が増えるのはとても良い事だと思います。実際に患者様も自身の可能な範囲で体操や手作業に取り組む様子が多くみられています。これからも病棟職員全員で協力して入院されている患者様に楽しみながら日中ベッドから離れて生活出来る様にお手伝いをさせていただければと思います。
