2020年4月3日

リワークデイケア『1日の過ごし方(復職準備クラス編)』

はじめまして。復職準備クラスのYです。
私は現在、週5日戸田病院のリワークデイケアひまわりに通っており、復職準備クラスに所属しています。
これから通おうとする皆さんのために、復職準備クラスの私がどのような1日を過ごしているかを紹介し、イメージを伝えられたらと思います。今回は、私の木曜日の1日の様子です。

朝のミーティングと体操が終わると、午前中は個別活動です。私は職場復帰に向けた書籍を読んで知識をつけたり、パソコンに向かって課題を行ないます。
11時半になるとお昼が運ばれてきます。木曜日は麺類の日で、私はスパゲティミートソースやそばが好きです。お昼の後は新聞を少し読んだりして静かに過ごすことが多いですが、天気が良い日には体力作りも兼ねて大体15分から20分位の散歩に出ることもあります。
13時になるとオフィストレーニングのプログラムが始まります。私達のグループはホームページの記事作成を行なっており、私が書いているこの文書も実はプログラムの一環なのです。オフィストレーニングでは、スタッフさんが部長役、私達の誰かが課長役をやり、実際に記事をホームページにアップするという前提で毎回打合せが行なわれます。
当然部長役のスタッフさんが近くにいるので、打合せは真剣そのものです。私は困ったことがあったら一人で抱え込まずすぐに周りに相談をするということを個人目標にしています。文章を書くことが苦手なことを周りのメンバーに伝えたことで、自分の気持ちがすごく楽になったことを実感しています。

午後のプログラムを終え、14時半になるとリフレッシュ活動の時間となり、カードゲームなどを行ないます。最近は参加者が多く盛り上がっています。
最後に、担当スタッフと1日を振り返り、帰りのミーティング後に解散になります。
いかがですか?一度覗いてみたいと思いませんか?
プログラムの一環ではありますが、文章が苦手な中、一所懸命に書きました。

2020年4月2日

2020年4月の休診・代診のお知らせについて

外来診療担当の休診・代診についてご案内しています。
緊急の場合は掲載されないこともございます。ご了承ください。

休診

情報発信日 日付/曜日 診療科 午前/午後 診察室 担当医師 代診医師
2020年4月2日(木) 2020年4月11日(土) 精神科 午前 3診 野田 休診
2020年4月30日(木) 精神科 午前 1診 加藤哲 休診

 

代診

情報発信日  日付/曜日 診療科 午前/午後 診察室 担当医師 代診医師
2020年4月2日(木) 2020年4月8日(水) 精神科 午前 初診 興津 中山

 

関連リンク

外来担当表

2020年4月2日

4月29日昭和の日の外来診療について

4月29日(水)昭和の日は通常通り外来診療を行っております。

< 戸田病院の外来休診日>
日曜日、ゴールデンウィーク(5月3日~5月5日)、お盆(8月13日~8月15日)
年末年始(12月30日~1月3日)となっております。

2020年4月1日

2020年4月1日から外来担当表が変更になります

2020年4月1日

院長交代のお知らせ

2020年3月31日をもちまして井口院長が戸田病院院長を退任いたしました。
後任として、髙橋理事長が2020年4月1日より戸田病院院長に就任いたしました。

今までと変わらず患者様のために地域医療に貢献してまいります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

2020年4月1日

リワークデイケア『卒業生の声 Part16』

 春の日差しがあたたかな季節となりましたね。戸田病院リワークから見える川沿いの桜並木は満開の花をつけています。皆様、いかがお過ごしですか?
本日は3月にリワークを修了されたメンバーさんからのメッセージをご紹介します。

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 リワーク活動を終えて

 約6ヶ月間こちらのリワークでお世話になりました。リワークがどんなところか最初は不安もあり、活動意欲もあまり湧いてきませんでした。しかし、スタッフの方が親身に相談に乗ってくれたおかげで、段々と心を開いていき、普段はあまりしない自分の話ができるようになりました。
また、リフレッシュ活動のカードゲームやお昼休みの卓球に、メンバーの方から誘ってもらい、初対面でも変に気を遣わずに楽しむことができました。
講座では、病気のことや、コミュニケーションの取り方、マインドフルネス、集団認知行動療法など、ここで学ばなかったら一生知る機会がなかったかもしれない今後の生活の助けとなる知識を身に付けることができました。
ここでのリワーク活動は、課題をこなしたり、グループワークをしたり、助けあったり、雑談したり、遊んだり…まるで学校に通っているような楽しい日々でした。
振り返ってみると、今回の休職は決してマイナスなものではなく、ちゃんと自分と向き合うための貴重な時間でした。そして似たような境遇で復職に向けて頑張っている人が他にもたくさんいることが私の励みにもなりました。
復職してもここで学んだことを生かし、自分を大切にしながら仕事に臨んでいきたいです。
リワークで私に関わってくれたスタッフ、メンバーの方に深く感謝致します。本当にありがとうございました!

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 Aさんの周りにはいつも笑顔があふれ、和やかな雰囲気で日々を過ごされていましたね。また頼りになるAさんでしたので職員、メンバーさん共々助けて頂くこともたくさんありましたね、どうもありがとうございました。
 リワークで学ばれたスキルを活かして今後とも体調に留意頂き、ご自身らしくお過ごし頂ければと思います。ご卒業、おめでとうございます。

2020年3月31日

『3月のお楽しみ献立』

3月1日に今月のお楽しみ献立を提供しました。
献立内容は、こちらです。

 

・散らし寿司
・ふんわり豆腐の煮物(菜の花・花形人参)
・清汁
・春の2色ケーキ

春を感じて頂けるよう花形の食材をあしらい、ケーキはいちごのミルクレープを、2種類添えました。患者さまからも、『もっと食べたかった!』と、喜んで頂けました。 
また、ミキサー食の方にもお楽しみ献立の雰囲気を感じて頂けるよう、人参とブロッコリーのペーストでお花をあしらいました。

3月3日は、ひな祭りで散らし寿司を食べた方も多かったのではないでしょうか?
暖かい日も増え、桃や桜の花の開花も近づいてきましたね。
季節の変わり目ですが、皆様お体にお気をつけてお過ごしください。

2020年3月25日

リワークデイケア「卒業生の声Part15」

穏やかな日差しにいつしか春の訪れを感じる季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日は卒業生の声をご紹介します。

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私は2019年4月に平成最後の卒業生としてこのリワークを卒業しました。
卒業時、復職する日はまだ決まっておらず、復帰部署を人事と長期に渡り調整していたら気が付くと半年が過ぎていました。毎日外には出ず、睡眠も2時間起きに目覚める始末で、生活リズムが極端に悪くなっていました。

「復職できるのだろうか?」と1人悩んでいたところに丁度リワークの茶話会があり、担当スタッフに相談した結果、生活リズムを整える目的で今年の11月から再度リワークに通うようになりました。

朝は太陽の光を浴び、昼間リワークで活動することでぐっすり眠れるようになり、すぐに生活リズムも戻ってきました。

「私が休職要因と異動に拘った理由」
私は降格したことで全てのモチベーションを失い、溜まっていた疲れにストレスも加わったことで会社に行けなくなってしまいました。
休職して2年半という期間は元部署が新しい仕事や組織変更により生まれ変わっており、私にとって大きな穴が開いた状態で、うつ病の再発を避ける為に元の部署を避けたかったです。
もう1つの理由としては、私の会社には復職に関するにマニュアルがなく、やり取りにすごく時間がかかったことで復職支援プログラムとはどのようなものか?安心して治療に専念するにはどのようにすればよいか?などリワークや独学で学びました。自分が経験したことを活かして会社のメンタルヘルスケアを変えたいという思いもあり、復帰先はそれに関わる部署を希望しました。

メンタルヘルスケアの重要性を会社に言い続けた結果、プロジェクトを立ち上げる方向だという報告を受けました!!
異動に拘っていましたが、それを聞いて糸が解けるように無くなりました。

私が悩んでいた時期に、家では妻も私が休職している現状を誰にも相談できずに一人で悩んでいました。「リワークに行って色々聞きたい!」と相談され、妻と担当スタッフとの面談が行われました。
帰ってきた妻は笑顔を取り戻していて、それだけ苦しんだのだと実感し、事実を正確に受け止めることが出来たのです。

時間はかかりましたが、会社と面談をして私もようやく今年3月から復職することになりました。

希望の部署ではありませんでしたが、ここで学んだことはいつか必ず生かそうと思っています。

最後にどうしても言いたいことが3つ。
1.リワークを卒業して、まだ復職出来ずにいる場合はなるべく早くリワークに相談しましょう。一人で悩んでも仕方がありません。「卒業したのに」という恥ずかしい気持ちは捨てても大丈夫です。
2.自分はうつ病になって辛い!だが、家族は誰にも言えずもっと辛い思いをしていることを理解しましょう。
3.拘りを持つことは自分に厳しくなくては続きません。現実を見直し、人生設計図の別の機会で達成できるような目標を立てられないか考えてみましょう。

リワークスタッフの皆さん、担当の○○さん、私を支え続けてくれてありがとうございました。
その間リワークに通所されていた皆さん、温かく迎えてくれてありがとう。

そして悩みながらも支えてくれた妻へ、ありがとう。

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ご卒業おめでとうございます!
復職までの期間が長く、不安も強かったと思います。いつ復職しても大丈夫なように常に生活リズムを意識され、ストレスが生じたときはコーピングで対処されましたね。
「自分が経験したこと、経験から学んだことをいかして同じように苦しんでいる方の役に立ちたい」と資格勉強に励んでいた姿に感心しました。
また、奥様の苦しみや戸惑い、不安な気持ちを面談で聞かせて頂いたことで改めてご家族様へのケアの大切さを感じました。
復職後も今まで勉強なさってきたことを存分に発揮してください。何かありましたらいつでもご相談してください。

2020年3月25日

作業療法プログラム

3月の第一病棟の作業療法プログラムでは、作業療法室で20名集まり、創作活動を行いました。

活動内容は「お世話になった方への感謝の気持ちと、来年度の自分の目標」をテーマにした、メッセージカードづくりです。
患者様が1人ずつ自由にデザインしたカードに、各々メッセージを書いて発表を行いました。

メッセージ内容は
「家族にありがとう」
「お世話になったスタッフにありがとう」
「来年度は再発していない自分を想定して、元気に過ごしていますように」
「健康に気をつけたい」
など書いておられました。

終始和やかな雰囲気の中、みんなで今年度を振り返り、来年度に思いをつなげるとても充実した時間を過ごしました。

2020年3月25日

心理室の活動

閉鎖病棟SSTについてご紹介します。

SSTとは社会生活を送る上で必要なコミュニケーションスキルを向上させていくプログラムです。
閉鎖病棟SSTでは各々そのコミュニケーションスキルを磨き直し、開放病棟へ行くことを当面の目標として練習に励んでいます。

半年クールで行ってきた練習も3月に入って終盤戦。この半年間で「挨拶」「会話を始める」といった会話の基本から、日常生活にある「頼みごとをする」「断る」といった練習を通して、どのようにすると相手に自分の気持ちが伝わるか、話し合ったり、実体験したりしてきました。

今回のテーマは「文句や苦情に対応する」。
「病棟のテレビの周りに人はいるけれど見ていない様子だったので見たいチャンネルに変えたら怒られてしまった」という場面を想定して、どう対応するかを考えました。


まずはこのような場面があったらどんなふうに自分だったら言いそうか、考えて発表してもらいました。
気づかなかった理由を述べつつ謝罪をし、そしてどのように折り合っていくか……を自ずと焦点に置かれている方が多くみられました。
しかし中には「実際に見ていなかったならいいじゃん」といった意見が出ました。ただ<そのまま相手に返答したときにどのような反応が返ってくるかしら?>とスタッフから返すと「喧嘩になる……」「それに見てなくても聞いている人もいるかもしれないよ」「そっか、でもな……」。自分の気持ちも大切にしたいし、相手との関係でどう保っていくか、戸惑われた方もいましたが、ロールプレイしたり他の人のロールプレイを見て参考にしながら、みなさん自分自身の言葉で伝え方を考えて練習することができました。

今回は少し難しいテーマでしたが、それでも半年という期間を経て積み上げてきたものは大きいなと感じた回でした。

また4月から新しいクールが始まります。4月以降も参加継続される方、また新たなメンバーも加わる予定です。
一つ一つの積み重ねを大切にプログラム内容を考えていければと思います。