2024-06-15

5月病棟レク~誕生日会とカラオケ大会~

みなさま、こんにちは。女子慢性期閉鎖病棟です。

5月のレクリエーションとして、月末にお誕生日会とカラオケ大会を実施しました。5月が誕生月の方にプレゼントを渡し、皆様でハッピーバースデーの歌を歌い、盛大な拍手でお祝いをしました。祝ってもらった患者様からは笑顔が見られ、照れたように喜んでいる方もいらっしゃいました。

 春から夏にかけて暑くなる中、外に向かうエネルギーを元気よく発散しようと今回カラオケ大会を企画しました。時間の関係上全員の方に歌って頂くことはできませんでしたが、手拍子をしたり、一緒に口ずさんだりしている方もいて、大変盛り上がったように思います。手拍子をされている方も多数いましたが、せっかくのカラオケ大会ですから、タンバリンやマラカスなどの楽器もあればより楽しめたのではないかと思ったため、次回に活かそうと思います。

 皆様にお出ししたデザートとして、2種類のアイスとコーヒーゼリーの上にホイップクリームとキャラメルソースをトッピングした、病棟オリジナルパフェを用意いたしました。この日はじんわりと暑かったため、ひんやりとしたアイスやツルンとしたのど越しのゼリーをより堪能して頂けたのではないかと思います。「おいしかった」「おかわりがほしい」という声を多数いただき、嬉しく思いました。

 当病棟は慢性期のため、患者様個々の入院生活も長くなっている中で、ささやかながらも毎月のレクリエーションが入院生活の楽しみと気晴らしになるよう、今後も患者様の意見を取り入れながら思考を凝らして実施していけたらと思います。

2024-06-13

【外来からのお知らせ】

皆さま、こんにちは。戸田病院外来です。

戸田病院の外来診療は、月曜日から土曜日の午前中におこなっています。

各曜日の担当医制となっており、初診のご予約はなく診察を受けることができます。

当院の方針として、適正な通院間隔“2週間以内”での診察を推奨しています。

通院間隔が長く、不規則な場合、症状の回復にも時間がかかってしまう場合がありますが、こまめに診療を行うことで、病状の変化にいち早く察知し、適切な治療を行うことで症状悪化を防ぐことができる他、場合によって入院が必要になった際にも早めに対応することができます。

2024-06-11

麺料理のレパートリーを増やすおすすめのメニュー

こんにちは!戸田病院 栄養課です。

【ジャージャー麺】

今回はジャージャー麺についてご紹介します。ジャージャー麺は中国の北部の山東省(さんとうしょう)を起源とする中華料理で、中国語では炸醤麺(ジャージャンミェン)と言います。一つ目の炸(ジャー)は中国料理でたっぷりの油で揚げるという意味があり、二つ目の醤(ジャン)はペースト状になった調味料や味の濃い食品を意味します。豚のひき肉や細かく切ったものを豆みそや甜麺醤(テンメンジャン)で炒めて作ったジャージャーと呼ばれる肉味噌を、茹でた麺の上に乗せた料理で、日本では細かく切ったタケノコやシイタケなどを加えたりします。また、お好みで千切りのキュウリなどを上に乗せます。

味が濃い目のジャージャーの肉味噌は、中華麺と相性抜群で、箸が進む味付けになっています。特に暑い季節には食欲が増す一品ですので是非ご家庭でもお試しください。

2024-06-06

デイケア リワークコース 『卒業生の声』#2

#1からのつづき

また、リワークではプログラムや休み時間に他の通所生と交流する機会がありました。うつ病など病気のことや復職に向けた悩みなどを共有し合ったり、お昼休みにはカードゲームを楽しんだりしました。私にとってうつ病で休職したという同じ境遇を持った仲間の存在は非常に大きく、心の支えになりました。

【自分の気質と向き合う】

プログラムやリワークのスタッフとの面談を通して、休職要因や自分自身の気質について振り返ります。その中で私は、何でも完璧にこなしたい完璧主義で、他人の目線や評価を過度に気にする傾向にあることが分かりました。そのため、自分の仕事が手一杯でも、上司に相談ができず、仕事を溜め込んで大きなストレスを抱え込みました。自分の気質や休職要因を振り返り、今後再発しないための対処法をプログラムやスタッフとの面談を通して考えていきます。その中で、私は適度に力を抜くことや、些細なことでも相談することの重要性に気づき、卒業した今、休職要因に繋がった気質が以前より良い方向に改善していることを実感しています。休職要因や自分の気質と向き合うことは時に辛いこともありますが、正面から向き合ったことで、本当の「自分」と出会えたような気がしています。

【最後に~決して一人じゃない~】

リワークで自分自身について深く振り返り、今後は自分をもっと大切にしていきたいという気持ちが芽生えました。また、リワークでの生活を通して自分は一人で復職に向かっているのではなく、リワーク通所生やスタッフ、主治医や家族など支えてくれる人達と一緒に復職を目指していることに気づきました。これからは自分のペースで焦らず、時に周りの力も借りて働いていきたいと思っています。最後に、真摯に向き合ってくださったスタッフの方々、一緒に復職に向けて歩んだリワーク通所生に心より感謝を申し上げます。

Hさんは自分自身と向き合い、今後ご自身がよりよく人生を歩んでいくためには何が大切かに目を向けながらリワークでの活動に取り組んでいたのがとても印象的でした。復職された今もリワークで得た気づきを忘れずに健康に過ごしていただければと思います

2024-06-05

デイケア リワークコース 『卒業生の声』#1

こんにちは。デイケアリワークコースです。4月にリワークを卒業された方から卒業生の声が届いておりますのでご紹介させていただきます。リワークを通して感じたことや気づき、ご自身の変化などリアルな体験談となっておりますので是非ご一読いただければと思います。

【卒業レポート~人生をリスタート~】

皆さんこんにちは。私は戸田病院のリワークで2023年10月から7か月間お世話になったHと申します。私はこの度、リワークから卒業し復職することとなりました。このレポートでは、7か月間リワークに通所した私自身の実体験をお伝えしたいと思います。拙い文章で恐縮ですが、どうぞお付き合いください。

【通所のきっかけ】

私はうつ病で会社を休職し、2ヶ月間は体調が悪く、自宅で療養をしていました。療養を経て、体調が回復してきた時に、「そろそろ復職の準備を始めようかな」と考えるようになりました。自分なりに、図書館に通うなど活動的に過ごしていましたが、一人で復職の準備を進めていく事に不安や限界を感じました。そのことを、主治医に相談したところ、戸田病院のリワークを紹介してもらい、実際にリワークの見学に行きました。リワークの見学では、スタッフの方がリワークでの過ごし方やプログラムについて丁寧に説明して下さり、スタッフの方の人柄やリワークの雰囲気に好感を抱き、2023年10月から通所することになりました。

【リワークでの生活】

リワークでは、通所者の回復の程度など段階に応じた通所日やプログラムが設定されています。私は当初、週2日から通所を開始しましたが、久しぶりの他者との交流や自宅以外での活動にとても疲れたことを覚えています。しかし、リワークの通所を続けて行くうちに、徐々に体力や気力も回復してきて、リワークの卒業前には、月曜日~金曜日の週5日通所することができるようになっていました。

リワークでのプログラムではうつ病の原因や再発予防について、良好な人間関係を築いていくためのコミュニケーションスキルや自分の気分や感情に気づき整える方法など多くのことを学びます。その学びの一つ一つが自分の新たな武器となり、復職への自信を与えてくれたように思います。

#2へつづく

2024-06-03

「思い出を話す ~回想法~」

こんにちは、認知症急性期治療病棟です。

5月になり寒暖の差が徐々に少なくなり、暖かい日が多くなってきました。患者さん達も暖かくなったのか、心なしか日中の活動量が増えているように思えます。

回想法とは、アメリカで生まれた心理療法です。

主に高齢者を対象として、人生の歴史や思い出を受容的・共感的な態度で傾聴することを基本的姿勢とし、ご自身の過去や思い出を話していただくことで、精神的な安定が得られ、認知機能にもよい影響を与えるとされています。

ご高齢の方は最近のことはよく覚えていないけれど、昔のことについてはよーく覚えているという方が多くいらっしゃいます。また、昔の同じ話を何回も繰り返しお話しされる方も

いらっしゃいます。その内容については、良いこともそうでないことも様々にありますし、ご本人にとって重要なこともそうでないこともあるようですが、「昔を思い出し、話す。」ことに意味があると考えられています。

写真は5月中頃に行った病棟内での回想法を行ったときの一幕です。懐かしい時代、その時の記憶よみがえり、患者様同士での会話も弾んだようです。今後も集団で、または個々に回想法を行っていき患者様が穏やかに入院生活を送れる一助になれたらよいと思っています。

2024-06-01

今日は何の日?

こんにちは!戸田病院身体合併症病棟です。

日ごとに暑くなってきました。時折、雨が降りじめじめした日もあります。

体調は崩していませんか?

当病棟はホールで作業療法士さんから患者様に毎日「今日は何の日?」と問いかけています。作業療法士さんが一生懸命手作りで書いてくれました。

KODAK Digital Still Camera

患者様もとても楽しみにしています。毎日問いかける事により日にちを認識でき、絵を見る事で記憶にも残ります。当病棟で治療をおこなっている患者様は高齢者も多く、認知機能の低下が心配な患者様も多くいらっしゃいます。今日が何月何日で、何の日なのか確認することは認知機能への刺激につながります。何度もおこなっていく中で、積極的に発言をする患者様が増えたように感じます。

KODAK Digital Still Camera

最近では、病棟レクリエーションで何がしたいですか?と聞くと「カラオケがしたい」とのリクエストの声が聞かれました。今後第4病棟で「カラオケ」を検討しています。

2024-05-31

戸田病院リワークの紹介

今回、復職準備クラスのプログラムの一環として、リワーク通所中のメンバーさんにホームページ記事作成をしていただきました。リワークメンバーの復職や再発予防に向けて悩んだ経験から、同じように悩んでいる方にリワークへ踏み出すきっかけになれれば、という思いから作成されました。二部構成になっており、まずは第一弾として『戸田病院リワークの紹介』をさせていただきます。実際の通所者の声として、実体験に基づいた内容になっております。

是非、最後までご一読いただければと思います。

皆さん、こんにちは。復職準備クラスのTです。

ここでは戸田病院のリワークの紹介をしたいと思います。私は職場の保健師に紹介されたのがきっかけでしたが、うつ病で苦しんでいるが、何をしていいか分からないという方に、一歩踏み出す勇気と是非リワークの良さを知ってもらいたいと思ったからです。 

リワークの場所は、戸田病院の北館(デイケア棟)の2階、作業室1・2を使って活動しています。戸田公園から少し遠いですが、川が近くを流れていて鳥のさえずりが聞こえる程度で喧騒とは無縁の環境にあります。私は川口から自転車で約1時間かけて通所していますが、西川口駅から直通のバスも出ています。

復職支援の流れとしては、3つのクラスに分かれており、リワーク通所者は初めに導入クラスから開始します。

クラス導入クラス活動クラス復職準備クラス
期間1~2か月2か月2か月
通所日火・木(週2回)月・水・金~(週3回~4回)月~金(週5回)
必須プログラム交流会 リラクゼーション病気のセルフケア 職場の人間関係づくり 集団認知行動療法自己分析 オフィストレーニング コミュニケーショントレーニング 問題解決型行動計画
時間9:15~15:15
感想最初は少し不安がありましたが交流会などを通して自然と仲間ができて少しずつ慣れていきます。講義形式で行われます。課題も出ますが、自分の病気と向き合いながら実践的で良い勉強になり、少しずつ自信がついていきました。自己分析では自分の良さや手放さなければならない考えなどを知れてとても参考になりました。課題が多くて正直大変になってきますが、復職の自信がついてきました。

講義は臨床心理士などのリワーク職員が行います。また通所者1人につき1人のリワーク職員の担当制で、2週間に一回程度個別面談があります。私は、自分の考え方のズレなどを知ることができて毎回ためになります。

ちなみに、昼食は料金の中に含まれています。栄養バランスの取れたおいしい食事なので、健康的にも経済的にも助かります。私はカレーの日が楽しみです。昼休みが1時間半あるので、みんなでわいわいカードゲームをしながら過ごすこともあります。息抜きになってとても楽しいです。作業室1で復職に向けたプログラムが行なわれ、作業室2ではリワーク職員と自分で決めた個別活動(読書など)を行います。私は導入・活動クラスでは冊数は少ないですが読書をよくしていました。作業室2にはパソコンが5台あり自由に使えます。私も課題作成や調べ物でよく使います。

2024-05-30

「きれいな花が咲いています」

こんにちは、ストレスケア病棟です。

当病棟では、病棟内テラスを利用し、園芸を行っています。今は冬に植えたイチゴの苗が育ち、可愛い花を咲かせ真っ赤な実をつけています。他にもネモフィラやアスターなど種から育てた花々が綺麗に咲いています。毎日のテラス開放時間には多くの患者様が集い、職員とともに手入れをしています。お花を観察しながら患者様同士の会話も弾み良い交流の場となっています。

2024-05-27

「カレンダー作り」

皆さま、こんにちは。戸田病院精神科デイケア「コスモス」です。

春に芽吹いた葉が青々と感じられる季節になりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

デイケアでは、選択プログラムの1つにカレンダー作りがあります。5月のカレンダーの飾りつけは節句にちなんで「こいのぼり」と「兜」です。各コースのメンバーさんが折り紙で丁寧に仕上げたカレンダーは、選んだ折り紙や画用紙の色で雰囲気も変わりどれも素敵に仕上がりました。ではまた次の投稿をお楽しみに!