今回は、第8病棟(ストレスケア病棟)の作業療法プログラムでもある簡単クッキングを紹介します。簡単クッキングは、作業療法が行う退院準備プログラムの一つとして、入院後期の方を対象に行っています。レシピは美味しくかつ簡単に出来るように、管理栄養士が作成しています。参加者みんなで協力して調理するため、わいわいと楽しみながらも、退院準備ということもあり、みなさん意欲的に取り組まれています。
心理室活動
<9月 心理室活動報告>
今回は閉鎖病棟SSTの活動についてお知らせします。SSTとは社会生活を送る上で必要なコミュニケーションスキルを向上させていくプログラムです。閉鎖病棟SSTでは、開放病棟へ行くことを目指し、たとえば相づち、自分の意見を伝える練習など、様々なコミュニケーションについて練習しています。
先日は、病院に併設されている喫茶店「やすらぎ亭」へ外出し、コミュニケーションの練習を行ないました。各自、「金銭管理、お釣りに間違いがないかの確認」「皆と仲良くしゃべる」「店員さんにごちそうさまと言う。ハッキリと注文する」など事前に外出先で実践したいコミュニケーションの目標を決め、それに向けた練習をした上で当日を迎えました。
メンバーの中には、外出が久しぶりで朝から緊張していたと語る方もいらっしゃいましたが、緊張の中でもしっかりと挨拶をしてお店に入り着席。1ヶ月にわたり練習を重ねてきましたが、なかなか練習通りとはいかない面もあり、例えば注文したものが品切れだったというハプニングもありましたが、予算を考えながら別のメニューに変更するなど臨機応変に行動しながら、好きなメニューを注文することができました。各自の目標も無事に達成でき、おまけにお食事もおいしく頂き、帰りは皆さんにホッとした笑顔が見られました。
閉鎖病棟SSTではこのように時折外出プログラムも交えながら、コミュニケーション力のアップに努め、開放病棟や退院を目指しています。
デイケア『生活習慣改善コースのプログラム紹介』
日中の暑さも和らぎ、徐々に秋の気配が感じられるようになってきました。
デイケアのメンバーさんも少しずつ長袖を着て来られる方が増え、その様子からも季節の移り変わりが
感じられます。
今回は、生活習慣改善コースのプログラムを一つご紹介したいと思います。
生活習慣改善コースは、その名の通り社会生活を送る上で必要な基本的な習慣や規律を身に付けること
を目的としたコースです。
毎週火曜日に実施されているグッドライフ教室では、自分にとっての豊かな人生を送るために、まずは
自分の病気に対する知識を学んだりストレスサインは何かを知り、健康的な社会生活を維持していくこ
とを目指して講座を行っています。
この日はこれからの季節に注意が必要な“感染症”がテーマでした。精神的な不調だけでなく、風邪や怪
我など、日々健康面で気を付けなければならない事は沢山あります。そのような知識もプログラムを通
して皆で学んでいます。メモを取りながら熱心にスタッフの話に耳を傾ける方、積極的に質問をする方、
それぞれの参加スタイルで講義を受けていました。
今年は早くもインフルエンザが流行りだしているようですね。
デイケアでも早め早めの対策で、ウイルスの侵入を防いでいきましょう!!
リワークデイケア『秋の茶話会』
9月18日、秋の茶話会が台風一過の青空の下開催し
定期通所者12名、修了者16名が参加されました。
午前中は、修了者を対象にコスモスホールでフォローアップ講座を行い、「私マップ」に取り組みました。作成した「私マップ」を互いにフイードバックしあい、有意義な時間を過ごされました。また、リワーク室では、通所者の有志により午後の茶話会に皆で食べるお月見団子作りを行いました。お豆腐の入ったもちもちのお団子は皆さんから大好評!!
懇親会では修了者を囲み通所者よりのQ&Aが和やかに行われました。
次回は11月23日に開催します。年内最後になります。
フォローアップ講座は、マインドフルネス、7つのコラムなど皆さんとご相談しながら決めたいと思います。
残暑厳しく気候の変化も大きい日々が続きますのでどうか皆様お身体をお大切にご活躍ください。
デイケア『お月見会を行いました!!』
今年の十五夜は10月4日ですが、デイケアでは一足お先にお月見会を実施しました。
ここ最近は天気に恵まれず月も雲隠れしてしまうことが多いですが、そんな雲を追いやってしまう
くらいにデイケアお月見会は大盛況!!
参加者の皆さんはチームに分かれ、十五夜にちなんだゲームを楽しまれました!!
お月見団子に見立てたお手玉を皆で協力して三方まで運ぶゲームや・・・
ピョンピョン飛び跳ねるウサギ(スタッフ頑張りました!!)の背負うカゴ目がけて行う玉入れ。
十五夜にちなみ1.5kgや150gをピタリと当てる物量りゲームでは、皆さん一様に真剣な表情だった
のが印象的。
こちらでは、月まで届けといかに高く本を積み上げられるかを競いました。積み方一つにもチーム
の色が出ていて大変盛り上がりました。
そして、最後はお月見団子を食べながらチームメンバーで健闘を称え合いお月見会はお開きです。
普段なかなか交流のない違うコースのメンバーさん達も、ゲームやレクリエーションを通して楽しい
時間を共有することで、コースの壁を越えた新しい交友関係に繋がることもあります。
デイケア内に仲間が増えることで、お互いの力強いサポーターになってくれること間違いなしです!!
今後も年末にかけて楽しい季節イベントが予定されています。
それぞれのイベントが、また新たな仲間づくりのきっかけとなる機会になれば良いと思います。
第1病棟レクリエーション
9月は「文字並べかえゲーム」を行い、参加者は22名でした。
ホワイトボードに「た」「ん」「ぽ」「ぽ」のように一文字ずつバラバラにした文字を貼り付け、ランダムに並べたものを
答えの分かった患者様が並べ替えて正しい順番に直して答えてもらうという頭を使い考えるゲームを行いました。
簡単な4文字のものから始め、徐々に文字数の多いものにし最大8文字の言葉まで行いました。
多くの患者様に答えてもらえるようヒントを出したりと工夫し、患者様も時折考え込むような姿も見られ、答えが分かると笑顔で近くの患者様と答え合わせするように笑顔で話しをする様子がみられました。
頭を使い考えたり、他患者と笑顔で話合ったりすることは患者様にとって良い刺激になったのではないかと考えます。今後は2チームに分かれて競い合ったりすることで、協調性や人間関係の良好な築き方など促せるようなルールを考えていきたいと思います。
デイケア『月末恒例!!カレンダー作り』
デイケアでは、毎月末に次月に向けてのカレンダー作りを実施しています。
暑さも幾分和らいできた8月最後の水曜日、希望メンバーを募り早速カレンダー作り開始です!!
まずはスタッフが使用する材料や流れを説明していきます。皆さん、真剣に耳を傾けていますね。
そして、それぞれ自分用のカレンダー作りに取り掛かります。
9月と言えば十五夜!!今回のカレンダーは、ウサギやお月見団子を折り紙で作り台紙に貼っていきます。
見本を見ながらの作業ですが、作っていく内に段々と一人一人のオリジナルカレンダーが出来上がって
いくのが見ていてとても楽しいところです。今回も個性豊かな十五夜カレンダーがぞくぞくと。
参加者同士、お互いの作品について感想やアドバイスを送りあっているのも良い交流機会となっています。
仕上がったカレンダーは各自持ち帰り、デイケアのプログラムや月間イベントのスケジュール確認に
しっかりと活用されているようです。
毎月のお楽しみ企画とあって、10月はどんなカレンダー作りになるのか今から待ち遠しいですね。