第8病棟 寝たきりにならないための取り組み

年度が変わり、新生活を始めた方も始める方の多い今日この頃、第8病棟では作業療法士による病棟での集団リハビリが日曜日でも行われるようになりました。日々の刺激が必要となってくる認知症の方にとって毎日やりがいを持って取り組める事が増えるのはとても良い事だと思います。実際に患者様も自身の可能な範囲で体操や手作業に取り組む様子が多くみられています。これからも病棟職員全員で協力して入院されている患者様に楽しみながら日中ベッドから離れて生活出来る様にお手伝いをさせていただければと思います。

第10病棟 気分転換にキレイな桜を。散歩でお花見

季節が本格的に変わり、温かな風と共に、桜の花びらがゆらゆらと舞う今日この頃。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

4月は病院内の中庭にて、お散歩とお花見を行いました。病院内の中庭には、大きな桜の木があります。桜は、満開時期が、約10日間から2週間程度と言われています。ちょうど満開時期に実施することができ、皆さまに喜んでいただくことができました。また、実際に外に出て、桜を見ることで、気分転換になったという声を多数いただきました。安全面に配慮しながら、こういった気分転換になる時間を、今後も提供していきたいと考えております。

グループホーム 梅雨前に。

こんにちは。グループホームです。

新しい環境、新しい生活を新年度から…と言う方も多々いらっしゃるのではないでしょうか。また今年も日中と日没後の温度差が激しく、服装での調節や衣替えのタイミングが例年よりも特に難しい印象を受けております。利用者様やスタッフからも服装選びが難しいという声も多く、天気予報で情報収集は欠かせません。過ごしやすい服装についての提案や相談も多く、お店にスタッフが同伴し購入の支援を実施することもあります。

新しい環境や気温差が影響し体調を崩しやすい時期でもありますので、当院グループホームでは利用者様1人1人毎の『その人らしい』快適な地域生活が送れるよう日々支援を実施しております。

栄養課 健康的な食習慣

こんにちは。

 栄養課です。本日はバランス良く食事を摂る方法について説明をします。

体重が増えた、身体の調子が優れない方は、是非参考にしていただけたらと思います。

 食事は主食、主菜、副菜を基本に摂る事でバランス良く摂る事ができます。

(主食)・ご飯 ・食パン ・ロールパン ・パスタ ・そば ・中華麺

   炭水化物が主で、身体でエネルギーとなる働きがある。

(主菜)・お肉 ・魚 ・卵 ・卵 ・豆腐 ・納豆

   上の食材が含まれた料理で、主にタンパク質が補給できる。

   タンパク質は身体で筋肉、血、免疫、となる。

(副菜)・野菜 ・海藻 ・きのこ

   上記の食材が含まれた料理で、主にビタミン、ミネラル、食物繊維が補給できる。これらは身体機能を整える働きがある。

 ※追加で摂り入れると更によい群

(乳製品)・牛乳 ・チーズ ・ヨーグルト

    カルシウムを多く含む食品で、骨を強くする効果がある。それ以外にも、整腸作用やタンパク質も補給できる。

(果物)・りんご ・バナナ ・キウイ ・イチゴ ・みかん 

    副菜と同じで、ビタミン、ミネラル、食物繊維が補給でき、身体機能を整える働きがある。デザートや間食として摂る事がお勧め。

上記の食材を病気の都合上で摂取出来ない方は、必ず主治医へ相談をお願いします

デイケア 歩いて健康! ウォーキング開催します

日中の日差し眩しく、夏を感じられる季節となってきました。

皆さんこんにちは。デイケアでは、昼のウォーキングを開催致します。毎年、真夏と真冬を避けた期間、昼にメンバーさんとスタッフで病院の周りをウォーキングしています。

ここ数年はコロナ禍により各コースで行っていましたが、今年は2~3コース合同で開催することになりました。また例年同様、参加するメンバーさんには熱中症対策で帽子の着用とこまめな水分補給をお願いしています。

毎年、企画・運営は就労準備コースのメンバーさんとスタッフで行っています。ポスターも就労準備コースのメンバーさんが作成して下さいました。

働く上で健康は大切です。ウォーキングは有酸素運動の1種であり、基礎代謝を高めて脂肪を燃焼させる効果があります。コロナ禍で体重増加してしまった方、外出の機会が減って体力が低下している方、デイケアのウォーキングは15分と短時間ですので、継続して行い健康的な身体を目指してみませんか。

昼にデイケアメンバーさんのウォーキングを見かけたら、是非声をかけて下さい。皆さんの声援が健康的な身体作りへ向けた励みになります。

デイケア(リワーク) プログラム紹介 交流会

交流会のプログラムでは、ゲームやスポーツ、ピアサポートなどを行っています。

どなたでも参加しやすい内容となっておりますので、通所し始めたばかりでリワークの事がよくわからず戸惑いを感じている時や、親しい間柄でなく参加に不安を感じている時でも安心して参加していただけます。

スポーツは、いつもは室内で済ますことが多いのですが、お天気がよかったので皆さんと相談して、荒川の土手まで歩きました。ボールやフリスビー、バドミントンを持っていき、さらに身体を動かしたい人はスポーツを楽しみました。ゆっくりしたい人は木陰でおしゃべりしながらのんびり過ごしました。軽い運動は再発防止に効果があるといわれていますし、実際に身体を動かすと気分もスッキリしますね。

ピアサポートでは、リワークの事や病気の事、復職のことなど共通して体験していることについて話し合いました。お互いの抱えている不安について語り合い、それぞれ不安とどう付き合っていくか…共に考える時間となりました。たとえ話し合いの中で問題が解決しなくても、共感しあうことで気持ちが軽くなったり、相手の考え方を聞くことで自分の考え方を見直す機会になったりと、各々気づきがあったようでした。このような体験は、リワークならではの貴重な機会です。皆さん復職、就労に向けて着々と準備されています。

第4病棟 5月のカレンダーは鯉のぼりです。

4月に入り、桜のシーズンも過ぎ、毎日が暖かい日々が訪れています。時折、初夏のような暑い日もあります。スタッフ一同、気温に注意しながら対応しています。

第4病棟は男女混合身体合併症病棟で、精神疾患を抱えた患者様が内科的治療を要した時に治療する病棟です。精神科医と内科医がカンファレンスしながら精神面において必要な治療と、内科的に必要な治療を行っていきます。高齢の患者様が多いため、内科的な治療が中心になっている患者様の方が多く、病棟ホールに出て頂き作業療法に参加できる患者様は少ないですが、参加できる患者様に声掛けをしてホールで作業療法を行っています。

今月は病棟ホールで5月のカレンダーを作成しています。ご高齢の患者様が多いので、手先、指先の細かい作業は脳の活性化に繋がります。作業中は患者様同士での会話も広がるため、それもまた刺激になり、患者様からも笑みがこぼれていました。

患者様に日々楽しい有意義な時間を提供できるよう作業療法士と連携を図っていきたいと思います。

KODAK Digital Still Camera

作業療法室 春爛漫

急性期治療病棟(第一病棟)にて実施した共同制作の様子についてお知らせします。

今回は「春」をテーマにして、2作品を制作しました。

「花見」の作品は大まかな見本から参加者の方々が中心となって話し合い、人物のイラストや桜の木、菜の花などの配置を決めていました。それぞれの作業を分担し、協力して作品に取り掛かりました。

もう一つは新年度ということもあり、「桜の木」に頑張りたいことやそれぞれの想いなどを花びらに思い思い書いてもらいました。

どちらの活動も交流が盛んに行われており、明るい雰囲気での制作となりました。完成品を貼り出す際には、活動に参加していない方も出来上がりをじっくりと見て、近くにいた方々とお話ししている様子も見受けられました。

 今後も季節感に合った作業を提供していけるように励んでいきたいと思います。

心理室 SST(Social Skills Training)

第2病棟(慢性期男子開放病棟)では、半年間を1クールとし、SST(Social Skills Training)を行っています。1月からスタートしたクールも後半に差しかかり、実施当初とは参加メンバーに大きな変化がみられています。

毎回SSTのテーマに取り組む前には、アイスブレイクを行っています。メンバーさんが積極的に発言できるよう場の雰囲気作りに活用しているだけでなく、講義のテーマに関係するようなゲームを体感していただき、そこから各々感じたことや気づきを得た上で、テーマに取り組んでいます。当初は、心理士のファシリテートが必要だったアイスブレイクに関しても、今ではメンバーさん自ら積極的にグループ分けや課題を達成するために相談や協力をしながら取り組む姿勢がみられます。

現在は【自分の気持ちを伝える】というテーマで取り組んでいますが、メンバーさんより「嬉しい気持ちなどの伝え方はできるようになったけど、嫌な気分を相手に伝えるってなかなか難しい。もうちょっとこのスキルについて取り組みたいけど、皆さんはどうですか?」と提案がありました。他のメンバーの方も、日頃苦手意識を感じることが多いとのことで、引き続き上記のテーマのスキルアップに取り組んでいます。日常の困った場面や苦手なスキルについてメンバー同士積極的に共有することで、自己を客観的に振り返るきっかけとなったり、自分だけが抱えている悩みではないという安心感が、スキル獲得の上でのモチベーションにもなっている様子がうかがえます。

集団で行っているプログラムですが、一人一人の課題にも寄り添いスキル向上を図っていけるよう引き続きサポートを行っていきます。

身体拘束について

当院では身体拘束の実施の最小化に努めています。

精神症状により興奮が強い場合には、患者様をお守りするためにやむをえず身体拘束を実施することはありますが、短時間での解除を実現しています。

認知症治療病棟では、2ヵ月以上身体拘束ゼロとなった実績があります。患者様と関わる時間を大切にして、患者様のニードを理解し、統一した看護を行い、精神的な安定を図る事が重要となります。病棟スタッフ全員が誰もが同じ対応を出来るよう取り組んでおります。