第6病棟 クリスマスイルミネーション

12月になり町並みはすっかりクリスマス色ですね。

イルミネーションがキラキラと輝き、心躍る気分です。第6病棟でも患者様と一緒にクリスマスツリーなどの飾り付けを行いました。ほんの少しの出来事にもイライラしてしまう患者様もこの時ばかりは「見て!見て!きれいでしょ」と看護師を案内し、笑顔で飾りつけされた壁を見せてうれしそうに報告されていました。病院内で過ごすことが多い患者様にとって外の世界はテレビに映る景色や記憶の中でしかありません。そんななか、少しばかり病院内に彩りを添えて患者様の心にほんの少しでも癒しを与えられたらと良いと思います。

第2病棟 冬でも元気に

第2病棟作業療法での園芸、体力づくりについて12月の報告をさせて頂きます。

毎週木曜日、午前中、中庭で日差しや外気に触れ季節感を感じながら先月より園芸でブロッコリーを育てていたのですがブロッコリーの葉が虫に食われてしまい消毒し栄養剤入りの水を週1回上げたところ葉っぱが元気にでてつぼみが小さく出来て来ました。みんなが驚いていました。スナップエンドウの1mmの発芽を見つけ感激していました。

中庭の地面に患者さんがタンポポの花が咲いているのを見つけもう春が来ているのかなあとつぶやいていました。その周りに集まり笑顔がみられました。中庭をウオーキングし体力づくりを行い来週も楽しみにしていると声が聴かれました。また午後、病棟のホールにて季節の音楽に合わせストレッチ体操や筋力アップに向け体操を行っています。また報告させて頂きます。

第1病棟の取り組み

第1病棟です。

12月となり、寒さが続く季節となりましたね。乾燥により様々な感染症が流行る時期でもあります。手洗い、うがい、マスクの着用と併用に乾燥対策として病棟でも加湿器を配置し湿度50%を保つように心がけております。

急性期治療病棟として現在は心理教育を実施しており、内服指導や自身の病気についての勉強会を行っています。自身の病気について理解を深め、再発防止に努めています。

デイケア(リワーク) クラフトワークプログラム紹介

皆さまこんにちは。寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

今日はクラフトワークのプログラムをご紹介します。

クラフトワークは週1回、書道や絵手紙、レジンや季節の飾りつけなどを行うプログラムです。12月はクリスマスにちなんで手作りのクリスマスツリーを作りました。

慣れない作業に苦労しながらも和気あいあいと、とても楽しく取り組まれました。

作品が完成すると達成感もあり、周りの人に褒められて嬉しい気持ちになった方もいらっしゃいました。スタッフも一緒に参加させていただきましたが、いろいろアイディアを出し合いながら作業を進めていき、ほどよい集中と充実感がありました。

皆さんの想像力豊かな作品をご覧ください。W杯にちなんでヤタガラスもいます。

第4病棟 気持ちが和むスキンケア

12月9日現在、55名の患者様が入院生活を送られています。

12月に入り、朝の気温の変化がありますが、室温や患者様の体調管理を行いながら

作業療法を実施しています。今月は臥床している患者様のスキンケアを行いました。

男子、女子も関係なく参加しました。ホットタオルでパックして、化粧水で潤いを与えます。

最初はびっくりしていましたが、心地が良い様で寝てしまわれる患者様もいらっしゃいました。表情も穏やかになり鏡を見て、笑顔がこぼれている姿がとても印象的でした。

今後も臥床している患者様に、楽しんでもらえるようにスタッフ一丸となり取り組んで

いきたいと思います。

外来のリニューアルオープン

戸田病院外来が新しくなりました

 2022年12月5日より、外来がリニューアルオープンしました

 正面玄関がボートコース側に移動し、光の差し込む広々とした待合室、落ち着いた雰囲気の診察室で患者様にはリラックスできる空間で診察を受けていただけるようになりました。また、混雑を緩和するため、入り口と出口が別になっています。

 患者様・ご家族様に安心して診療を受けていただけるよう、外来職員一同努めてまいりますのでよろしくお願い致します。

栄養課 秋のお楽しみ献立

戸田病院栄養課です。

今回は、11月に提供させて頂きました秋のお楽しみ献立を紹介させて頂きます。

患者様からの感想を頂くことができました。患者様から喜ばれる献立を提供し、治療環境の彩となって頂ければと思います。

患者様からの感想

・秋らしい炊き込みご飯だった。

・炊き込みご飯のおかわりがしたいほど美味しかった。

・無口な隣の男性が「美味い」と言いながら食べてて、驚いた。

・炊き込みご飯の香りが良かった。献立内容は以下の通りです。

献立内容

主食:秋刀魚とキノコの炊き込みご飯

主菜:肉じゃが

デザート:カットフルーツ盛合せ(メロン、マンゴー、ブドウ)

スープ:すまし汁

デイケア ボッチャ

気温が低くなり、寒い日が続いておりますが皆様、いかがお過ごしでしょうか。

デイケアでは11月末にコスモス祭を実施しました。西と東の2つのグループに分かれてボッチャと紙相撲の2つのゲームを行いました。

ボッチャは、希望する方のみで行いました。自由にボールを投げる方、工夫して投げる方とやり方が違っており、楽しそうな様子が見受けられました。

紙相撲は、全員参加で8~9人ずつに分かれて行いました。ボッチャの時と同様にそれぞれ戦略が違っており、一心不乱に行う様子が見られました。また、各グループから勝ち上がった方1人を選出し、決勝戦を行いました。決勝戦も同様に盛り上がっており、白熱していました。

結果は引き分けでしたが、皆様楽しそうな様子が見られました。

スタッフやメンバーの方々、皆様お疲れ様でした!

では、また次回の投稿をお楽しみに!

作業療法室 認知症患者リハビリテーション(後編)

前回の認知症患者リハビリテーション(前編)では、当院における認知症患者リハビリテーションの内容やその効果をご紹介させて頂きました。今回の認知症患者リハビリテーション(後編)では、実際の実施例をご紹介させて頂きます。

■実施例

①脳血管性認知症(MMSE14点)を呈した車いすの80歳代男性

『認知症患者リハビリテーションを実施したことで、活動性、意欲が向上した症例』

入所していたサービス付き高齢者住宅で、暴言・暴力・介護拒否がひどくなり、薬物調整目的で当院へ入院。

→計算プリントへの興味や歩きたいというニーズ、意欲が強いため、見当識訓練、学習訓練療法、運動療法を合わせて実施。学習訓練療法は楽しみながら継続的に行え、本人の生活リズムの一部となった。運動療法では歩行器を使った歩行訓練を実施。転倒リスクがあるため車いす使用は変わらなかったが、本人の意欲や歩行時の耐久性が向上した。

②アルツハイマー型認知症(MMSE12点)を呈した80歳代女性

『不穏自体をなくすことは出来ないが活動中だけでも軽減させ、患者様の心安らぐ時間を作れた症例』

自宅にて夫と生活していたが、興奮、大声、外出時帰宅困難あり。夫の介護疲れもあり当院へ入院。

→見当識訓練、学習訓練療法、回想法を合わせて実施。学習訓練療法に集中して行えていたが、日によって帰宅欲求強く、徘徊や不穏も見られ実施困難になる時もあるため、傾聴、会話を中心とした回想法を実施。回想法を実施することで落ち着き表情も和らぐことが増え、スタッフとの関わりが楽しみにもなる。

認知症患者リハビリテーションでは、患者様に寄り添い患者様に合わせた活動を提供することを日々心掛けています。

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作業療法室 認知症患者リハビリテーション(前編)

当院作業療法室では、認知症患者様に対して集団での作業療法に加えて作業療法士、理学療法士が個別療法としてリハビリテーションも行っています。

■内容

認知症患者リハビリテーションでは、患者様やご家族様のニーズや治療方針に基づき、①見当識訓練(日付確認)②学習訓練療法(計算、漢字プリント)③回想法(スタッフとの会話)④音楽療法(なじみのある音楽を聴く)⑤運動療法(理学療法士による身体リハビリ)⑥作業療法(手工芸)といった内容を、個別で一日20分、週3回提供しています。

■効果

・個別で継続的に実施する事で本人のペースに合わせることが出来、なじみの関係も構築される。(記憶の維持、不安の軽減)

・人とコミュニケーションを取ることで、孤立させずに交流を促せる。(入院QOL向上)

・個別で継続的に関わる事で患者様の理解が深められ、その情報を他の治療にも活かすことが出来る。

認知症患者リハビリテーションでは、個別で行うという特性を活かし患者様、ご家族様のニーズや患者様の状態に合わせて提供するために、多職種とも連携し多種多様なメニューをご用意しています。

次回後編では、認知症患者リハビリテーションの具体的な実施例をご紹介させて頂きます。

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