9月は「文字並べかえゲーム」を行い、参加者は22名でした。
ホワイトボードに「た」「ん」「ぽ」「ぽ」のように一文字ずつバラバラにした文字を貼り付け、ランダムに並べたものを
答えの分かった患者様が並べ替えて正しい順番に直して答えてもらうという頭を使い考えるゲームを行いました。
簡単な4文字のものから始め、徐々に文字数の多いものにし最大8文字の言葉まで行いました。
多くの患者様に答えてもらえるようヒントを出したりと工夫し、患者様も時折考え込むような姿も見られ、答えが分かると笑顔で近くの患者様と答え合わせするように笑顔で話しをする様子がみられました。
頭を使い考えたり、他患者と笑顔で話合ったりすることは患者様にとって良い刺激になったのではないかと考えます。今後は2チームに分かれて競い合ったりすることで、協調性や人間関係の良好な築き方など促せるようなルールを考えていきたいと思います。
デイケア『月末恒例!!カレンダー作り』
デイケアでは、毎月末に次月に向けてのカレンダー作りを実施しています。
暑さも幾分和らいできた8月最後の水曜日、希望メンバーを募り早速カレンダー作り開始です!!
まずはスタッフが使用する材料や流れを説明していきます。皆さん、真剣に耳を傾けていますね。
そして、それぞれ自分用のカレンダー作りに取り掛かります。
9月と言えば十五夜!!今回のカレンダーは、ウサギやお月見団子を折り紙で作り台紙に貼っていきます。
見本を見ながらの作業ですが、作っていく内に段々と一人一人のオリジナルカレンダーが出来上がって
いくのが見ていてとても楽しいところです。今回も個性豊かな十五夜カレンダーがぞくぞくと。
参加者同士、お互いの作品について感想やアドバイスを送りあっているのも良い交流機会となっています。

仕上がったカレンダーは各自持ち帰り、デイケアのプログラムや月間イベントのスケジュール確認に
しっかりと活用されているようです。
毎月のお楽しみ企画とあって、10月はどんなカレンダー作りになるのか今から待ち遠しいですね。
作業療法室の活動
リワークデイケア「8月31日は研究発表会の日」
研究発表会では復職直前の方々を対象に、より職場に近い体験をするためにグループでミーティングを重ね、発表や企画運営を行っていきます。
8月31日の今日は、まさに成果を発表する日です!
午前中は主に新規メンバーを対象としたプログラムの運営を、午後は睡眠の質を上げるための実験結果を発表し、無事に終えました。
どちらのグループも課題に真剣に取り組み、葛藤を味わったり、自分の課題に向き合ったり、アクシデントに対処したりと大忙しの1ヵ月でした。
じっくり考え意見を言う機会を逃していた人がどんどん自己主張できるようになったり、遠慮がちな人がリーダーシップをとれるようになったり、やりすぎを自覚して自分に向き合い試行錯誤をする姿が垣間見え、その変化を目の当たりにするのは、感動する瞬間でもあります。ぜひともこの体験を今後の働き方に生かしていっていただきたいと思います。
デイケア『夏祭りを行いました!』
夏もだんだん終わりに近づき、涼しい日も多くなりました。
デイケアでは先日、夏のイベント第3弾ということで、全体で「夏祭り」を行いました!
「夏祭り」と言えば、綿あめ、りんご飴、お化け屋敷、金魚すくいなどなど…
連想するものは人それぞれですが、デイケアの夏祭りは写真のとおり…
ヨーヨーすくい!
魚釣り!
輪投げ!
射的!
フランクフルト&ラムネ!
と、フロアをいっぱいに使い、盛りだくさんでした!
また、今回はメンバーさんから有志でお手伝いをお願いし、ご協力いただきました。
協力して下さったメンバーの皆さん、ありがとうございました!
良い笑顔で夏を締めくくれましたね。
次回のプログラムもお楽しみに!
認知症病棟からの風景(平成29年8月)
静養病棟ピザ作り
スイカ割りゲーム
8月の5病棟でのレクリエーションは、夏ということでスイカ割りゲームを行いました。
普段、外に出る事が出来ない患者様が多いので、砂浜をイメージ出来るように青いレジャーシートを床に敷き、その上にスイカのビーチボールを置いて、患者様に「青いレジャーシートは何に見えるでしょう?」と質問したところ、「海!」と多くの患者様からすぐに返答があり、気分は海辺の砂浜にいるように感じる事が出来たのではないかと思いました。
ゲームのルールはタオルで目隠しをし、バットでビーチボールを叩いてもらい、バットがボールに当たったら30点、ボールにかすったら20点、はずれても10点と点数を付けて行いました。ゲームが始まり、目隠しをし、身動きがとれない患者様に対して、「もう少し右、左」「そこ!そこ!」「あー惜しい!!」などと声援が上がり、日中臥床傾向の患者様も、この時だけは声を上げビーチボールが叩けるように大声で誘導していました。季節感を感じるレクリエーションで、患者様同士が一体となり、活動量が上がったのではないかと感じました。
スイカ割りゲームが終わり、8月の誕生日の人に(5名)プレゼントを渡しましたが、皆から「おめでとう!」の声掛けがあり、照れくさそうにしていました。
最後に冷たいスイカを参加者全員で食べていただいたところ、「甘いね」「冷たくて美味しいね」と笑顔で話して、今後も患者様に季節感を感じてもらえるレクリエーションを行えるように工夫をしていきたいと思いました。
デイケア『SSTについてご紹介します』
人と接していると楽しいこともありますが、時には困った事や考え事も色々と出てきます。
「友達からお金貸してってせがまれた。どうしよう…。」
「あまり親しくないけど、あの人と仲良くなってみたい!」などなど…
上手いことやれればいいのですが、一筋縄でいかないのが人間関係。
シンプルな解答がすぐに見つかるわけではありません。
デイケアの「マナー・生活習慣改善コース」、「社会資源活用学習コース」、「就労準備コース」では、
「SST」というプログラムを通して、そういった人間関係のあれこれ、
例えば「ちょっと困った場面」の切り抜け方について、少人数でスタッフと考えます。
プログラムでは、実際の場面を詳しく思い出して、スタッフと一緒に切り抜け方を実演してみるなど、
今後の人間関係にすぐに役立てられるよう、体験的に取り組んでいきます。
人間関係というとなかなか相談しづらいものですが、
こういったプログラムを使い、人に頼って意見を聞くのもひとつの手。
「SST」が、楽しく人と接する事ができる助けになればと思います!















