残暑が続く中、なかなか外出しづらい状況が続いております。その中で第5病棟は閉鎖病棟のため散歩は数少ない外出機会となります。まだまだ外は暑い時期のため熱中症など気を付けながらスタッフ付き添いで散歩をさせて頂いております。外の空気を吸うことは患者様にとって、とても気分転換できているように見受けられます。
このような関わりを含めて患者様と多く接していき、患者様がよく過ごせますように、サポートさせていただきたいと思います。
6-3病棟の作業療法
今月の作業療法室の活動は、6-3病棟で行った作業療法を紹介します。
6-3病棟(女性開放病棟)では月に一度、OTプログラムでメイクを行っています。現在はマスク使用しているため、顔のメイクは控えていますが、指先からのオシャレを楽しむ目的でネイルしています。患者さん同士で『この色素敵ね』、『良い色ね、似合うわ』など、お互いのネイルを見ながら、褒めながら談笑しています。オシャレをすることで、気分も上がり、前向きな様子が見られています。今後も、メイクなど楽しい時間をOTでは行っていきます。
心理プログラム「集団認知行動療法」
今回は、静養病棟で実施している心理プログラムの一つ、「集団認知行動療法」についてご紹介させていただきます。
静養病棟では、退院後の生活も見据えて、「認知行動療法」のプログラムを再発予防の一貫に取り入れています。
私たちが抱く気分や気持ちは、その時々の考え方や行動に左右されると考えられる場合があります。これは認知行動療法における基盤となる考え方です。名前だけ聞くと「何か難しそう」とプログラム当初は不安を感じる患者様もいらっしゃいますが、実際に講義を受けていただくと、「普段何気なくやってました!」「これだったら、退院後も手軽にできるので意識してやってみます」等の感想を多くいただきます。
また、本プログラムは集団で行っていますが、他の方の意見を聞くことで、「あっ!それは良い気分の上げ方ですね。」と様々なアイディアを参考にされたりと活発にディスカッションが行われたりもしています。各々に合った対処法や気分の上げ方を見つけ、実践していくサポートをしています。
静養病棟ご紹介
静養病棟はうつ病専門のストレスケア病棟です。
この病棟では、臨床心理士による 認知行動療法(CBT)を治療プログラムに取り入れております。
認知行動療法とは、認知(事象の受け取り方や考え方)に働きかける精神療法の一つです。
精神疾患を患っている方や、ストレスに弱い方は、ストレスを感じる出来事が発生した時に、悲観的、被害的に捉えて、悪い方へ思考が行ってしまう事が多いです。
認知行動療法では、そのような考え方を変えていき、ストレスと上手な付き合い方を習得する方法と言えます。
第4病棟 作業療法 体操
第4病棟は身体合併症病棟で、精神疾患を抱えた患者様が内科的治療を要した時に治療する病棟です。精神科医と内科医がカンファレンスしながら精神面において必要な治療と、内科的に必要な治療を行っていきます。
身体症状から作業療法に参加できない患者様もいらっしゃいますが、作業療法は日曜日以外毎日実施しています。
作業療法のプログラムは主に身体リハビリ目的の体操や、リラクゼーション目的の音楽鑑賞、脳を活性化するためのクラフトで構成されています。第4病棟の患者様は車イス使用の方もいらっしゃるので、座ったまま実施できる体操を行っています。
作業療法は身体機能を低下させないために欠かせない治療の一環です。患者様が日々楽しく作業療法に取り組んでいただけるよう、作業療法士を中心に取り組んで参ります。
第7病棟
窓から見えるボートコースは桜並木の新緑が美しく、夏らしい光景が目に飛び込んできます。病棟内は空調が効いており適温が保たれた中で患者様と外を眺め夏を目で楽しんでいます。日当たりが良く窓際の席はとても日差しが強いため今年はホールの座席の配置を一部変えました。
例年見ごたえのあった花火大会はここ3年間新型コロナウィルス蔓延の影響で中止となっております。窓から恒例の花火が鑑賞できないさみしさを実感しています。
終わりの見えないウィルスとの闘いですがくじけずに共存の道を模索していきたいものです。今後も感染対策をはかりながら患者様の療養生活を支えていきたいと思っております。
第1病棟の部署方針
今年度の第1病棟の部署方針は、下の2つを掲げています。
1.地域生活に向けた再発防止プログラムの提供
2.入院から外来への一貫した継続医療サービスの推進
精神科急性期治療病棟ということでクリニカルパスを活用し、入院から退院までの治療・看護を適正期間で行っていくのはもちろん、患者様の退院後の生活に焦点を当て精神科医療が滞ることなく調整し、継続できるようにしていくことを目標にしています。
患者様やご家族との関わりの時間をもっと意識して増やし、個別看護を展開していくことが必要となります。患者様、ご家族様一人ひとりのニードに沿った看護が提供していけるよう、職員全員で取り組んでいきたいと思います。
映画鑑賞
第10病棟では、病棟レクとして病棟ホールにて、映画鑑賞を実施しました。映画は「男はつらいよ」を上映しました。
病棟ホールへスタッフが誘導しました。
中々足が進まない患者様もいらっしゃいましたが、同室の患者様が参加される患者様も見られました。
映画内容に関しては、女性患者様は「見た事あるけど覚えてない」「みたことないよ」と言っているのに対し、男性患者様は「おー懐かしい」「好きだった」と好意的な意見を述べる方が多い印象でした。
上映中は殆どの患者様が静かに鑑賞されていました。時折車椅子より立ち上がろうとする患者様もいましたが、OTスタッフ・看護師にて声かけ・付き添いを行い、転棟・転落防止に努めました。
また映画鑑賞をしながら、飲水の促しを行い、脱水を予防しています。
映画鑑賞後は「面白かった」「懐かしかった」と話されていましたが、中には「遠くてあまり見えなかった」「音が小さかった」と言われている方もいたので、OTスタッフと次回のOTレクの改善点として検討が必要だと思いました。
今回の患者様の感想を次回に活かし、引き続き認知症病棟看護師として治療中の気分転換・日中の離床を図っていきたいと思います。
体調管理
今年も35度を超える猛暑日が続き熱中症に気を付けなければならない日々です。
コロナ対策としてマスク着用もあるため、より体調管理には気を配らなければなりません。
病棟内に設置しているお茶機の水の減りも冬に比べて早くなりました。
環境調整はもちろんのこと、患者様自身もそれぞれに水分補給を行っていますが、第6病棟では、入浴日に冷たい麦茶の提供を始めました。
皆さん笑顔で「つめたくて美味しいね」と言っていただいておりとても好評です。今後も皆さんの体調管理に気を付け継続していきたいと思います。
こんにちは。第5病棟です。
第5病棟は閉鎖病棟のため日頃のストレスをためやすい為、病棟レクリエーションを通して患者様が楽しむ時間を作っています。また看護スタッフ主催で毎月患者様の誕生日会を行っております。
今回のレクリエーションは映画鑑賞です。映画鑑賞後には患者様みんなでかき氷を食べられており、多くの笑顔が見られるひと時となりました。
今後も患者様への関りを強くしていき、患者様の入院生活のお手伝いをすることが出来ればと思います。