今回は先日第2病棟から無事に退院された患者様のエピソードをご紹介させて頂きたいと思います。
戸田病院に約3年入院されていた患者様でした。入院当初より他患者様とのトラブルがよくありましたが、受持ち看護師を中心に、トラブルが起きるたびに「そんな時はどのように相手の患者様とお話すればよかったのか?伝え方がきつくなかったか?」「トラブルが起きそうになった時は看護師に助けを求めることも必要」「他患者様との距離の取り方はどうか?」など振り返りを繰り返し行いました。
その結果、他患者様とのトラブルは徐々に減っていき、安定した入院生活を送れるようになったことで自信も付き、自らグループホームに退院したいと退院を目指すようになりました。グループホームも共同生活です。
通所するDCにもたくさんの利用者様がいますが、入院生活で身に着けた「他者との関わり方」が役に立っていくことでしょう。毎日笑顔で「おはよう」と声を掛けてくれていた患者様が病棟からいなくなってしまうのは寂しい気持ちもありますが、無事に退院し、新しい生活に緊張している患者様に心からエールを贈りたいと思います。
頑張りすぎず、ゆっくりと自分のペースで、新しい生活に慣れて行ってください。