2018-05-05

心理室の活動

今回は、当院開放病棟で週に1度行っている「SST(社会技能訓練)」をご紹介します。このプログラムでは退院後の生活を視野に入れ、地域でより過ごしやすく生活できるよう主としてコミュニケーションの向上を目指した取り組みを行っています。プログラムでは、毎回1つのテーマ、例えば「上手に断る」、「わかりやすく言いたいことを伝える」などに沿って、どのようにすれば上手くコミュニケーションできるのかを学び、練習していくことを中心に行っています。具体的には、まず獲得したいスキルについてコツを確認し、それを使って困った場面に対してどのように対処するのかを患者さんに観察していただきます(スタッフが目の前で実演します)。その後、患者さん同士がペアになって実際に自分でも同じ様にやってみるというロールプレイを行います。また、その場限りではなく、できたら日常生活の中でもスキルを使ってみることをお勧めし、次の回ではその成果を報告し合います。グループで取り組むことで相互作用が生まれ、お互いの力を高められることが期待できます。

またコミュニケーションを通したゲーム行うこともあります。写真はその時のサイコロスピーチ(1~6それぞれにテーマが設定されており、出た目のテーマに沿って発表するというゲーム)をしている様子を写したものです。テーマがあると、話しやすくなるので皆さんしっかりお話され、盛り上がります。スタッフは患者さんが楽しみながらコミュニケーションを行えるように毎回工夫をしながら取り組んでいます。

 

2018-04-30

作業療法室の活動

第一病棟のOTレクリエーションでは、集団創作活動の一環として、『ちぎり絵』を行いました。
患者さん同士で相談しながら、折り紙をちぎり、鯉のぼりの台紙に、模様をつけ、色づけし
それぞれ役割分担をして、一つの作品を完成させました。
最後にみなで意見を出し合い、「子どもの日~元気のよい・こいのぼり」というタイトルをつけました。

2018-04-28

デイケア『苺パフェ作り』

気温が上がり、無性にアイスが食べたくなる季節になりましたね。
そこで就労準備コースで苺パフェ作りを行いました。

これが苺パフェ作りの企画書です。絵もあって可愛く仕上がっています。

生クリームは機械は使わず頑張って手で混ぜました。あるメンバーさんはお家から可愛い容器を持ってきて、見た目も味も素晴らしい出来栄えの苺パフェが出来上がりました!

最後はみなさん美味しそうに召し上がっていました。簡単に作れますので、ぜひ作ってみて下さい☆

2018-04-27

最近のイベントをご紹介します☆

4月24日に復職準備クラスメンバーさんの運営により交流会が開催されました。

テーマは「一足先にGWを楽しむ会」

イベントではチームに分かれ、女優の年齢を当てるゲーム、新聞紙を使って美しい&高いタワーを作成するゲーム、そして一番盛り上がった風船パタパタゲームが行われました。

テーマ通り本当に楽しく、笑顔が溢れる会になりました。
企画運営された復職準備クラスの皆さまありがとうございました。

 

 

2018-04-23

デイケア『展覧会に向けて②』

5/17(木)からの展覧会に向けて、しおり作りの続きを行いました。
前回はコラージュまででしたが今回はラミネートから完成までです。

ラミネート専用の機械を使います。
ラミネートが完了したらパンチで穴を開けます。
リボンを切り穴に結んで完成です。

メンバーさんの尽力のおかげで沢山出来上がりました。
展覧会でお待ちしていますので、ぜひともお越しください☆

2018-04-20

デイケア『展覧会に向けて①』

5/17(木)から始まるデイケアコスモスの展覧会に向けて、来て下さった方々に配るしおり作りを行いました。
プログラムで行ったお花見の写真や各自が持ち寄った材料をコラージュして、しおりにしています。

このように材料を切り、画用紙に貼ります。それをラミネートしリボンをつけて完成です。
展覧会のテーマである『それぞれの花』をモチーフに花をメインにしています。ぜひ、精魂込めて作ったしおりをもらいに展覧会にいらしゃってください☆

2018-04-17

リワークデイケア『お花見に行きました』

3月27日、春を通り越し初夏の陽気の中、職員も含め総勢18名で荒川河川敷の桜を見に出かけました。

当日は、持参するためのサンドイッチを午前中から皆さんでワイワイと楽しみながら協力して作りました。

午後からはお花見会と言う事で、途中ボートレース場を横目に片道約30分ほどの散策兼ねての外出です。到着後、ほぼ満開の桜を愛でながら河川敷にて手作りサンドイッチを食べて過ごしました。

道すがら、思い思いに賑やかに会話を交え、楽しいひと時となりました。

 

2018-04-13

認知症病棟より

4月上旬、認知症病棟から見える桜並木はピンク色に染まり、患者様やご家族だけではなくスタッフの気持ちも和ませてくれました。
戸田病院の中庭にも桜の木があり、病棟レクとして患者様と中庭に出てお花見をしました。
入院中、あまり外の空気を吸うことが出来ないので
中庭に出て「気持ちがいい。最高だわ。」「桜がきれい。窓越しではない桜が見られて本当に嬉しい。」と大変よろこんでおり、桜以外の野の花も沢山咲いていて、地面のその花にも目を向けながら、体で春を感じられた時間を過ごし、最後にみんなでレモン味の甘酒を頂いて病棟に戻りました。
また患者様と外の空気を吸うための機会を作りたいと思っています。

2018-04-09

平成30年4月9日から外来担当表が変更になります

2018-04-05

心理室の活動

静養病棟『心理のつどい』のご紹介②

数か月前にご紹介させて頂いた、静養病棟で行なっている『心理のつどい』。前回は季節柄体調の優れない方が多かったのですが、今回はたくさんの方がプログラムに参加され、暖かで有意義な時間を過ごせましたので、その様子を紹介したいと思います。

今回は、前半で桜をはじめとした季節の花をテーマにした話題を提供しました。特に桜は皆さんにとっても身近なものですので、桜の話題になると「去年シルバーカーを押した母と桜の木の下を散歩しました」と回想される方もいれば、「やっぱりお花見、宴会だよね」とウキウキした表情を見せる方がいらしたり、「桜って入学式でしたよねぇ」等々、と自然とそれぞれの体験と桜の思い出を重ね合わせられていました。

また後半では「色」に関する質問をし、用意した色画用紙から答えに当てはまる色を選んでもらうというゲームをしました。「好きな色は?」の質問に「亡くなった主人が好きなので赤ですね」とご主人との思い出を回想される方がいらっしゃいましたし、「着てみたい服の色は?」の質問に男性が「黒がいい」と答えると「そうね、あなた似合いそうねぇ。でも私はオレンジよ(笑)」と他の方の趣味指向に関心を抱いたり、参加者同士で積極的にコミュニケーションを取られる様子が見られました。

身近な桜や色を話題としたこともあるのかもしれませんが、いつにもまして皆さん積極的で、生き生きとした表情を浮かべられていました。皆さんの素直な感覚や気持ちが感じられたひとときでした。今後もこうした皆さんが感覚や気持ちに触れていく中で、認知機能の回復や自尊心・自立心の向上に一助担えればと思います。