2019年1月21日

リワークデイケア「卒業生の声」

最近インフルエンザが大変流行っているそうですが、皆さま体調いかがですか?
手洗い、うがいを心掛けて、感染予防に努めましょう!

先週に続き、卒業生からのメッセージを紹介していきたいと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

私は5月から約半年間、このリワークにお世話になりました。

思えば今年の4月、「そろそろ私傷病欠勤の期間が切れるので復職しないと…」という後ろ向きな気持ちで臨んだ産業医面談において言われた「リワークに半年間通ってください」という一言から全ては始まりました。

「あと半年も復職できないの?そもそもリワークプログラムって何?」というショックと疑問で満たされていた私に対し、スタッフの方々はとても丁寧な説明で背中を押してくれました。

それでも最初は「多分病気は治っているのだけど、まぁ会社の指示だし仕方ないか」と軽い気持ちで臨んでいたのですが、スタッフの面談や講座を進めていくうちに意外な事実が。

「えっ?今までずっと感じていたイライラや怒りも症状の一つかもしれないって?性格だと思って先生に伝えてなかったよ!」「ええっ!?双極性障害ってうつ病と同じ治し方じゃいけないの?ずっとうつ症状を戻す方法ばかり試していたよ!」と、自分で考えていた症状や対処法が大きく間違っていたことに気付かされたのです。

そうなると私も「よし、いっそ留学に来たつもりになってリワークで学んでゆこう!」と言う気持ちになり、プログラムに積極的に参加してゆくようになりました。

その後は薬の正しい処方により怒りが治まってきただけでなく、精神療法やマインドフルネスを生活に取り込むことにより不安に悩まされる回数も大幅に減ってきました。

またリワーク内での卓球(下手ですが)や人狼ゲーム(顔つきですぐ人狼とバレてしまいますが)などに積極的に参加する事でコミュニケーション能力を回復するだけでなく、久しぶりに心の底から笑えるようになってゆきました。

最終クラスである復職準備クラスでは大きなプレッシャーや負荷を感じましたが、リワークで学んだ対処法を活用する事でこれまでよりも楽に乗り越えることができ、最終的には「これだけ出来れば復職してもやって行けそうだな」という自信に変えてゆくことが出来ました。

リワークでは感情に対する多くの対処法を教わりましたが、ひょっとしたら復職後は忙しくて徐々に忘れてしまうかも知れません。そこで私は各感情への対処法を単純にフローチャート化し、A4用紙1枚にまとめた物を部屋に貼る事にしました。

この先感情に流されそうになった時はこの紙を見て対処法を思い出すと共に、リワークで心から笑えたことも思い出して活力にしてゆければと思っています。

スタッフの皆さん、そしてリワークの仲間の皆さん、本当にありがとうございました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ご卒業おめでとうございます。

入所された時は緊張が強く、お声をかけただけでも体が固まってうまく反応できなかったことを覚えています。コミュニケーションの大切さを講座で学び、意識しながら他メンバーと関わっていく中で少しずつ笑顔が見え始め、いつの間にか周りを引っ張っていくような存在になりましたね。

何事にも真面目に取り組み、ご自分の疾患や症状と向き合ってきました。
怒りに関してはアンガーマネージメント、反すうについてはマインドフルネスを行うことでうまく対処されました。今後も続けていく事で体調の維持に繋がればと思います。

復職された後は忙しさに流され、自分と向き合う余裕がなくなる時もあるかもしれません。躓いた時や迷われた時はいつでもフォローアップにいらしてください。

今後のご活躍をお祈り申し上げます

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年1月18日

リワークデイケア「研究発表会」

先月、研究発表会の発表が行われました。

今回は2グループに分かれて活動されました。

Aグループ「共同制作」~リワークかるた作成~

グループ目標:メンバーの気持ちと体調に配慮しながら意見交換を行い各自の個性をいかしつつ、均等に作業を進めていく。

コンセプト:通所中のみなさんが自主活動、リフレッシュ活動などでリワークに関連した用語を楽しみながら学んでもらることを目的として、新しいコミュニケーションを創出する。

過去のテキストを読みなおし、キーワードを抽出する作業から始め、全体の統一感やリズムにもこだわりました。グループメンバー全員で全種類のイラスト案を持ち寄り最適な物を選択する方法で進められました。企画書がなかなか通らず制作時間が短かったのですがメンバーの協力を得て、期限内に納品することが出来ました。

 

 

 

 

 

 

グループの振り返り:

・最初は何もなくゼロから企画で不安もあったが、形に出来た事で自信になり自己肯定感を高めることが出来た。

・読み札、絵札の選定において議論することが多く良いアサーション実践の場となった。

・マルチタスクになる場面があったが、お互いに声を掛け合い作業を進めることで、個々の責任感及び連帯感を感じる事ができた。

・自分がリードしなければと考え、一人で仕事を多くする癖が出ていた時期もあったがそれに気づき、うまく周りを頼り仕事を分散しながら進めることが出来た。

 

Bグループ「実験研究」~うつ病に効果がある食事に関する研究~

グループ目標:それぞれのメンバーが偏りなくバランスよく作業を行う。お互いの体調を考慮しながら、協力して作業する。

研究内容、方法:食事チェックリストにより食事習慣や体調から推測される不足栄養素を確認する。不足栄養素を食事でとり、体調の変化を確認する。実際にはタンパク質不足チームと糖質過多チームに分かれて、今後も継続可能なちょい足し食材で不足分を補うことはできないかを検討し、実験研究が行われた。

結果:短い期間であったが変化や改善がみられた。朝食後の頭のスッキリ感や夕食後の眠気が抑えられたなど変化を感じたメンバーが多かった。研究を通して食事とうつ病との関連性を学び、ちょい足し食材や簡単に取り入れることができるメニュー、今後も続けられそうなメニューを考案することが出来た。

グループの振り返り:

・個々の作業では偏りが生じることもあったが、負荷のバランスが取れるように協力しあう事ができた。

・各メンバーの得意、不得意を補いながら作業をすることができ、体調不良メンバーのフォロー体制もとれた。

・意見の食い違いなども発生したが、全員で積極的に発言し落とし所を探せた。

・役割以上の仕事することはなく、グループメンバーに頼りながら作業を進められた。

・体調が思わしくない時もあったがメンバーにその旨を伝えるとともに、自分の能力範囲内で何が出来るかを相談し、自分なりに成果を出すことが出来た。

 

2グループともにメンバー同士でよく話し合い、協力しながら進められていました。

一番の目的は課題や研究成果ではなく、負荷がかかった時にどう向き合っていくのか、自分の気持ちの揺れに気づくことですね。皆さん意識しながら取り組まれました。お疲れさまでした。

 

 

 

 

 

2019年1月17日

家族会(若竹会)

当院では定期的に患者さんのご家族と家族会(若竹会)が開かれています。同じ悩みを語りあったり情報交換などを行う茶話会や、病気について学ぶ勉強会などを通じて、支え合えるような機会となっており、地域医療連携室はその事務局となっています。

12月はデイケアでのクリスマス会へ見学に行きました。
若竹会の皆様とクリスマス会にて催されたカラオケやダンス、ギターやハンドベルの楽器演奏を鑑賞され
若竹会の皆様から「発表のレベルが高く面白かった」などご感想があり楽しんでいらっしゃいました。

また今年は行われませんでしたが「メンバーさんの作品展示を次回は楽しみにしている」といった声もあり
昨年までの発表を皆様に覚えて頂いていることがうかがえましし、来年のクリスマス会にも期待を寄せられていました。

2019年1月16日

リワーク『卒業生の声』

皆様、こんにちは。年が明け、寒さが一層増してきましたが体調にお変わりありませんか?
2019年のリワークは1月4日から始まりました。今年も皆様の復職や再就労のお手伝いができればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

昨年12月に何人かの方がリワークを卒業し復職をされました。その中のお一人から頂いたメッセージをご紹介します。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~【卒業生の声】~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 うつ病と診断され5ヶ月ほど休職している間、産業医からの指示で図書館訓練での生活リズムを整えることに加えて主治医の薬による治療を行い、リハビリ出社まで行きつきましたが、リハビリ出社中体調を崩し再度休職に至りました。その時の産業医面談でリワーク活動を勧められたのが入所のきっかけとなります。

 入所したての頃は体調が悪く(頭痛や憂鬱感)日々暗闇を歩いては石に躓いているような感覚でした。(かなり苦しい状態でした…)
リワーク活動を行っていく中で、少しずつですが、病気との付き合い方を学んでいき足元には石があり避ける方法がわかり、自分の周りは暗闇ではなく、景色や色があることがわかるようになってきた感覚があります。
今では体調も良好で、自分の病気の付き合い方や再発させないための方法(武器)を持てるようになってきたと実感できています。
ひとえにスタッフの方々の温かいサポートのお蔭だと思っており、大変感謝しています。また一緒にリワーク活動をしたメンバーにも色々サポートいただき感謝しております。
半年間大変お世話になりました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

リワークの卒業、そして復職おめでとうございます。優しさと能力の高さからリワーク中は何かと頼りにされる存在で、お一人で複数の仕事をこなしている場面もありましたね。ですが、仕事を抱えない事を意識され上手に他のメンバーさんに頼る姿もありました。
今後とも、体調を第一に無理をせずご自身らしい人生を歩んでいただければと思います。これからのご活躍、お祈り申し上げます。
※今回ご紹介させていただいたメンバーさんが係として日々、リワーク内の植物を世話して下さいました。どうもありがとうございました。

 

2019年1月15日

入院・退院支援の強化

入院されている患者さんやご家族が不安になられることがないように、継続医療・看護をつないでいく「入院・退院支援の強化」に取り組んでいます。患者さんの生活拠点である地域での暮らしを忘れることなく、患者さんやご家族を支援することを心掛けています。病棟では、生活・退院支援を行いながら、自宅や施設への退院を進めています。また、身体と精神の看護だけでなく、四季に合わせ様々なプログラムを患者さんと共に行い、質の高いケアサービスを提供しています。

2019年1月12日

1月14日(月)成人の日の外来診療について

1月14日(月)成人の日は通常通り外来診療を行っております。

< 戸田病院の外来休診日>
日曜日、ゴールデンウィーク(5月3日~5月5日)、お盆(8月13日~8月15日)
年末年始(12月30日~1月3日)となっております。

2019年1月4日

平成31年1月の休診・代診のお知らせ

外来診療担当の休診・代診についてご案内しています。
緊急の場合は掲載されないこともございます。ご了承ください。

休診​

情報発信日 日付/曜日 診療科 午前/午後 診察室 担当医師 代診医師
 31年1月4日(金) 31年1月12日(土) 精神科 午前 第1診 髙橋 休診
31年1月26日(土) 精神科 午前 第1診  髙橋 休診

 

代診

情報発信日 日付/曜日 診療科 午前/午後 診察室 担当医師 代診医師
 31年1月4日(金) 31年1月8日(火) 精神科 午前 初診 根木 興津 / 阿部
31年1月19日(土) 精神科 午前 第1診  髙橋 井口

 

関連リンク

外来担当表

2018年12月28日

リワークデイケア『忘年会』

皆さま、こんにちは。今年も残すところあと3日ですね。
本日リワークでは復職準備クラスのメンバーさんが、コミュニケーショントレーニング企画『忘年会』を開催しました。この企画は先週依頼されたばかりで、復職準備クラスの皆さんは時間調整やチームワークを上手に取り、企画を練りに練りあげて当日本番を迎えました。

本日のリワーク参加者全員が「チーム対抗!年忘れ!クイズ大会」に参戦して下さいました!

はじめに「クイズ!何でもランキング!」からのスタートです。復職準備クラスのメンバーさんが冬にちなんだクイズを出し、チームで答えを考えます!紅白、初詣など色々なジャンルからクイズが出題され、回答者の皆さんは苦戦しながらも得点を上げていました♪

次に行ったのは「クイズ!当て字を当てましょう!」です。
さて皆さんはこの漢字、何と読むかわかりますか?

正解は…こちら!

正解者の皆様!おめでとうございます!(^^)!

最後は表彰式&乾杯と厄落としです。
勝者「獅子舞チーム」の皆さん、お見事でした!👏おめでとうございます🎊
こちら厄落とし…リワーク版「ピニャータ」です!
※ピニャータはメキシコの厄落としだそうですよ。

本年のリワークはメンバーさんの笑い声に包まれながらお開きとなりました。復職準備クラスの皆さん、どうもありがとうございました。

そして、この記事をいつも楽しみにしてくださっている皆様、今年も一年ありがとうございました。
どうぞ皆様、良いお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いいたします。

来年は1月4日からのスタートとなります。リワークメンバーの皆さん、またお待ちしていますね😊

 

2018年12月27日

ケアアシスタント教育

12月8日(土) 下期のケアアシスタント教育の講義が行われました。

講義内容は、5つの項目について行われました。
①医療制度の概要及び病院の機能と組織
②ケアアシスタント業務総論
③報・連・相
④患者との関わり
⑤安全に配慮した業務

参加者の感想は
*ケアアシスタントに求められていることが整理して理解できた。患者さんと自分自身の安全面に気を配り業務を進めていく必要性や、報・連・相の大切さ、特に途中経過でも報告し相談することの大切さが分かった。
*心を病む人との関わりで大切なことは、患者さんの傍らにいることから始め、傍らにいても当たり前の関係を築き、やがて患者さんが何かを語りたくなるような関係を築ける事が大切。

*ケアアシスタントに求められていることが整理して理解できた。患者さんと自分自身の安全面に気を配り業務を進めていく必要性や、報・連・相の大切さ、特に途中経過でも報告し相談することの大切さが分かった。
*心を病む人との関わりで大切なことは、患者さんの傍らにいることから始め、傍らにいても当たり前の関係を築き、やがて患者さんが何かを語りたくなるような関係を築ける事が大切。
*曖昧な言葉を使いがちだったので今後気をつけていきたい。
*患者さんとの関わりについて戸惑うことが多いが、看護師の関わり方を参考にしながら実行していけるように努力したい。
*安全について知識が足りなかった事に気付いたので、この研修に参加できて良かった。

今回の勉強会を今後の職務に活かして一緒に頑張っていきましょう。

2018年12月27日

クリスマス会

第7病棟では、12月にクリスマス会を行いました。

クリスマスツリーが見えるホールで、みんなで「きよしこの夜」を歌いました。誰もがこの曲を歌うと清らかなムードにホールが包まれ、終始和やかな会を送る事が出来ました。後半にはみんなお待ちかねの「クリスマスケーキ」を笑顔でほおばりながら映画鑑賞を行い、クリスマスを過ごしました。

クリスマスが終わればすぐにお正月が待っています。感染症などに気をつけ、寒さに負けないで2019年を迎えましょう。