リワークデイケア『リワークで考えるストレス対処(コーピングについて)』

 リワークで考えるストレス対処(コーピングについて)

 こんにちは。復職準備クラスのYです。
 私は以前、仕事のストレスを上手に解消することが出来ず、体調を崩して休職することになってしまいました。皆さんは、ストレスへの対処、上手にできていますか?心の不調を感じている方の中には、ストレスを抱えた時、解消するのが苦手という方もいるかもしれません。
 さて、皆さんは「コーピング」という言葉をご存知でしょうか?コーピングとは「ストレスへの意図的な対処」を意味する心理学の用語です。耳慣れた言葉で言い換えるなら「ストレス解消法」といったところでしょうか。
 私は、「あなたのストレス解消法は何ですか?」と聞かれた時に、自信を持って「これだ!」と答えられるものがないことに悩んでいました。けれど、こんな私でも、リワークに通うことで自分なりのコーピングを見つけることができました。
 戸田病院のリワークは、「導入クラス」→「活動クラス」→「復職準備クラス」の順にクラスアップしていきますが、真ん中の「活動クラス」で受講する「病気のセルフケア講座」では「自分のコーピングを100個書き出してみましょう!」というワークがあります。最初は皆「えっ?!100個も無理だよ!」と思うのですが、頑張ってワークに取り組むと、これが後々役に立つことになるのです。
 コーピングは「旅行に行く」とか「服を買う」など、お金や時間がかかるものでなくてもOKです。例えば、「靴を磨く」とか「甘いものを食べることを想像する」など、お手軽なものでも、自分にとって効果があれば立派なコーピングになります。コーピングのレパートリーは、なるべくたくさん持っていたほうが良いといわれています。自分がどのようなストレスを感じているのかに気づき、そのストレスに対して効果のある適切なコーピングを選ぶことができるようになれば、ストレス対処力は格段にアップするでしょう。
 ちなみに、私のコーピングは、「好きな音楽を聴きながら歩く」「絶景の写真を見る」「読書」「名言を読む」です。また、リワークに通所している他のメンバーにも、おすすめのコーピングを聞いてみましたので紹介します。

塗り絵/切り紙細工/パッチワーク/感動の涙を流す/マインドフルネス瞑想/散歩で季節の移り変わりを感じる/ステーキ部位食べ比べ/お気に入りの歌、懐かしの歌を探し聴く/コーピングソングリスト作り&聴く/天気が良い日に散歩に出て外の空気を吸う/念入りに掃除をする/筋トレ/サイクリング/水泳/アロマ(オレンジスイートがおすすめ)/ヨガ/筋膜リリース/山登り/ジャズを聴く/ハードロックを聴く/ボート場を眺めながらストレッチをする/卓球/温かい飲み物を飲む/たくさん食べる/リワークにある観葉植物に水をやり、成長具合を確認する/リワーク終わりに、ファストフード店で一息入れる/移動時間に音楽を聴く/飲食店のホームページを見て、新メニューやグランドメニューの確認をする/好きなアーティストのDVDを観る/海外旅行を考える(例;ハワイのビーチに沈む夕陽)/温泉

このように、コーピングは十人十色。みんないろんなやり方でストレスに対処しています。
リワークでは、コーピングについて考える場面がたくさんあります。私もリワークで、自分にとってのストレス解消法は何なのかを考え、実践することで以前よりもストレス対処力が向上したと思っています。また、どんなに小さなストレスでも、気づきを大切にし、こまめに解消するという意識付けができたことが、大きな収穫でした。そして今後も、自分の新たなコーピング探しを継続していきます。あなたもリワークに通って、ストレス対処力をアップさせてみませんか?

リワークデイケア『リワークのプログラム「アサーションの有効性」』

 リワークのプログラム「アサーションの有効性」

 こんにちは。復職準備クラスのIです。
戸田病院のリワークプログラムは「導入クラス」→「活動クラス」→「復職準備クラス」の順でクラスアップしていきますが、「活動クラス」の講座の一つである「職場の人間関係づくり」でアサーションという項目があります。
リワークのプログラムでは普段聞き慣れない単語が飛び交います。アサーションもその一つで、元々の意味は“主張”、“断言”、“表明”といったところですが、簡単に説明してしまうと「相手も、自分も大切にした表現。自分の気持ちや考えを正直に、率直に、その場にふさわしい方法で表現すること」となります。職場で体調を崩して欠勤が多くなり、その結果休職に至るまでの道筋は人それぞれでしょう。過労、仕事の性質上抱えやすくなるストレス(例えば接客が多い、交渉事が多い)、職場内での対人関係のストレス、など様々な要因が考えられます。ストレスを抱え込んだままでは、心身ともに体調を崩す可能性が高く何らかの方法で予防もしくは発散・解消する必要があります。この時、特に予防の面でアサーションを用いるとお互いの関係性を良好に保ちつつ自分自身も気持ちよく過ごせるとリワークに来て初めて学びました。
私の場合、休職のきっかけは対人関係のストレスです。もともとプライドが高く自己主張も強い性格なのですが、それでは何かと生きにくいのではないかと心配した母親のしつけのおかげで、万事控えめにというスタイルが身についていたので何か言いたいことがあっても言い返すことができずストレスをため込む形になってしまいました。
アサーションを実践に移して接すると仮定すると、言いたいことを言いつつも相手に不快感を抱かせないようにすることができると思いました。朝は自ら率先して、「おはようございます」と明るく声をかけ、返答がなければ「あら、○○さんどうなさったの?のどの具合が悪くてお声が出ないのかしら?」と爽やかな口調で返す。予定にない仕事を突然割り振られたら、「私も今ちょうど抱えている仕事があるのだけど、それよりも緊急性が高くて手が足りないのですか?でしたら引き受けますけど、次回からはちゃんと説明してくださいね。」と丁寧な対応で引き受けてあげる。こちらのお願いをにべもなく断った時は「あら、お忙しかったの?ごめんなさいね。では、ほかの人にお願いしてみますから大丈夫ですよ」と妥協案を提示するのです。譲歩したり妥協したりするのは一見こちらが下手に出ている感じがして、「なぜ自分がそこまでしなければならないのだ?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、よく読んでいただければお分かりの様に結構自分の言いたい事も言っています。丁寧な対応をする事で「私はあなたを尊重してますよ」という無言のメッセージを発して、お互い和やかに仕事ができる環境を確保していく努力が大事だと思います。就業時間を過ぎたら、制服を脱ぎ捨て仕事の事はなるべく引きずらないようにしてオフの私に戻り「お疲れさまでした!」と颯爽と家路につく…復職後のそんな自分を想像するとワクワクしている今日この頃です。

リワークデイケア『リワークプログラムの紹介』

リワークプログラムの紹介

1 クラスの紹介
  こんにちは、復職準備クラスのI、K、Yです。私たちは間もなく戸田病院さんのリワークプログラムを終えて職場復帰することになっているのですが、私たちがたどってきた3つのクラスとプログラムについてお話しいたします。戸田病院さんのリワークは、まずはじめに「導入クラス」から始まって、次に「活動クラス」となり、最後に「復職準備クラス」にあがって修了となります。では、それぞれのクラスではどのようなことをするのか、順を追って紹介したいと思います。

2 導入クラスのこと
  導入クラスは、戸田病院さんのリワークに参加する人が、最初に入るクラスです。導入クラスでは、通所者同士でゲームや話をして交流をはかる「交流会」、緊張をほぐしてリラックスするための「リラクゼーション」等、人とのコミュニケーションや心のリラックスを目的にしたプログラム構成になっています。ちなみに、交流会はどのクラスの人でも参加することができるため、楽しいことが大好きな復職準備クラスのKは交流会に毎週参加し、ゲームを楽しんだり、心の内を熱く語ったりしています。

3 活動クラスのこと
  導入クラスを終えると、活動クラスにクラスアップします。活動クラスでは、自分がなぜ病気になって休職することになったのかを知るための「病気のセルフケア」、職場復帰、再就職の後、どのような人間関係を築くべきなのかを考える「職場の人間関係づくり」、つらい考えから抜け出すための技術を学ぶ「職場復帰のための集団認知行動療法」の3つのプログラムを受講します。普段から勉強熱心な復職準備クラスのYは、活動クラスで学ばなければ知ることができなかった知識や技術を職場復帰した後に活かしたいと考えています。

4 復職準備クラスのこと
  活動クラスの次は、いよいよ復職準備クラスとなります。復職準備クラスにあがると、自分の問題点について1ヵ月の間問題解決に取り組む「問題解決型行動計画」、自分の性格を知り他の人との考えのズレについて知る「自己分析」、聴き方や伝え方、葛藤との付き合い方を学ぶ「コミュニケーショントレーニング」、疑似的な職場を設定し、負荷がかかった環境下であっても体調管理、維持を目指す「オフィストレーニング」の4つのプログラムに取り組みます。活動クラスでは「プログラムを受ける」受け身の姿勢であったのに対し、復職準備クラスでは「自ら進んでプログラムを進める」自主性を求められます。何事に対しても分析熱心なIは、自己分析のプログラムにおいて、自分自身を分析することによって自分を知ることができて喜んでいます。

5 その他のプログラム
  戸田病院さんのリワークでは、これまでに説明した必修のプログラムの他にも、卓球やバドミントンなどで体を動かすスポーツの時間、絵手紙や書道、レジン工作などを行うクラフトワークなどの自由参加できるプログラムもあります。必修のプログラムと比べるとリラックスして受けられるので、多くの人が参加しています。あなたがもし、戸田病院さんのリワークを利用されるのならば、必修のプログラムに取り組むだけではなく、自由参加のプログラムにも参加し、楽しんでみてはいかがでしょうか。

リワークデイケア『冬の花便り』

はじまして。復職準備クラスのHです。
リワーク室には通所者の心を癒す目的で、5種類の植物を育てています。今日はその中で、この寒い中、花を咲かせた2つの植物をご紹介いたします。

一つ目はサンセベリア。花言葉は「永久・不滅」。力強い言葉で励まされます。多年生の植物で、低温に弱く冬は越すのが難しいのですが、力強い生命力で2月4日には写真のような小さな可憐な花を咲かせました。

 

 

二つ目は、ハツユキカズラ。花言葉は、「素直になって」です。こちらは2月中旬に、花が咲きました。の植物は寒さに敏感で、当初、温かいと思われる南向きの窓際で育てていたのですが、窓からの冬の冷気に身をちぢこませて紅葉していました。日当たりの良い、テーブルの上に移したところ、葉が緑になり、花を咲かせました。写真を載せましたが、小さな白い花と、葉が紅葉している部分と緑に分かれているのがお分かりでしょうか?花言葉どおり、素直になれそうな美しい花が咲きました。

リワークでは任意で植物の世話係として「ボタニカル係」を決め、毎朝水やりを行なっています。しかし、ボタニカル係ならではの苦労もあります。前述のサンセベリアは、つぼみは1月初旬についたのですが、なかなか花が咲かず、ネットで育成方法を調べ、水やりなどを変更といった努力の末、ようやく花が咲きました。また、係になると単なる風景だった観葉植物が個々の生きものであることを実感するそうです。そして過去のボタニカル係から受け継いできた、その生き物たちを大切に育てようと思うと話されていました。

私はこの話を聞いて感動しました。普段リワークに通っていても観葉植物は、課題に追われている時のちょっと目を休める程度の感覚でしたが、ボタニカル係の苦労や感動を聞いて、観葉植物の生育状況をこまめに確認するようになりました。リワークにある観葉植物が、今後も通所者の目や心を癒すことを祈ってやみません。

リワークデイケア『こんなことできるようになりました!リワーク在校生の声』

はじめまして。復職準備クラスのIです。
リワークってどんなところかは、なんとなくイメージができたけれど、実際通っているひとはどう感じているんだろう…。そんな気になるところを、戸田病院リワークデイケア「ひまわり」に通所しているみなさんにきいてみました!

まずはリワーク歴真ん中くらい、病気や治療法に関する知識をつける講座中心の“活動クラス”の方の声から。「朝起きられるようになった」「体を動かす時間が増えた」「規則正しい生活ができるようになった」「生活リズムを整えることができ、復職にむけ着実に進めていると信じている」と、生活習慣の変化に関する声が多かったです。休養中の生活ではなかなか難しいことのひとつができるようになり、自信につながる方も多いと思います。また「自分の病気と向き合えるようになった」「エゴグラムで自分の自我状態が把握できた」「マインドフルネスやコーピングなど、日常生活で意識的にストレスに対処することの重要性を理解した」と病気に関する知識をつけたことで感じた前向きな変化もあったようです。「休職の要因て、なんだったんだろうと思う時もあったが、スタッフさんの一言で思い出す事ができた。スタッフさんのサポートが素晴らしい」との声も。スタッフさんには、みんなたくさん相談して助けられています。さらに「久しぶりにカードゲームをやって楽しい」「卓球仲間ができた」「久しぶりに書道をやった」など、自由参加のクラフトワークや昼休みの卓球、カードゲームで楽しんでいる方もいらっしゃいました。

つづいて、リワーク歴ベテラン、実践的なトレーニングやグループワーク中心の復職準備クラスの方の声から。みなさんたくさんの課題をこなす中で、たくさんの気づきがあるようです。まずはストレスについて。「今どんなストレスをどれくらい抱えているか、客観的に気づけるようになった。」「今まではなんとなく調子悪いな、と思っていたことが、これはストレスによるものだ、とか、自分は疲れていると分かるようになった。」といった声があがりました。自分の身体や心と向き合うきっかけになっているみたいです。また、「グループワークを通して、以前より自分の主張ができるようになった」「前より積極的に発言、行動できるようになった」「今まで、自分よりも相手のことを1番に考えてしまっていたが、今は自分も相手も対等に考えられるようになった」など、人との関わり方、付き合い方について成長、ヒントを得た方もいるようです。さらに、自分の考え方に変化があった方も。「“もっと自分の体調を第一にした考え方がありますよ!”と指摘されて、自分一人だけではなかなか回復するのは難しいんだなと実感した。当時は気づけなかったが、スタッフの方に見守っていただいてきたおかげで、自信をもって、前よりも回復してきている、と思えるようになった」との声もありました。みなさんリワークを、ご自分と向き合って成長する機会にされているようですね。なかにはこんな声も。「とにかくワークで文章を書かされた。おかげ様でA41枚程度の文章であれば、1時間集中して書き上げられるようになった。」このとおり、課題は少々大変ですが、集中力も身につくいいチャンスになりそうです。

そして、「友達ができた。同じ悩みや病気で相談できる友達、共感してくれる人が周りにいなかったので、仲間ができてよかった」との声。この記事を書いてるわたしも、リワークで友達ができました。リワークに来る前は、体調が悪いのに人間関係の中に入っていくなんて辛いなあ、と思っていたのですが、ちょっと話しづらい病気のことや体調のことまで話せる友達は、とても心強いです。読んで下さっている方にも、安心できる仲間ができるかもしれません。

最後にわたし自身のこと。わたしははじめリワークにくるのが嫌で嫌でしかたありませんでした。自分を変えなきゃいけない場所だと思っていたからです。通うようになりスタッフさんに「自分を変えなくてもいいんです。生きやすくなるためのやり方をしって楽になってくださいね」といわれ印象がかわりました。リワークで教えてもらったストレス対処、自分の性格について理解すること、自分の病気との付き合い方、上手なコミュニケーションの取り方、ぜんぶ自分が楽に過ごしていくための方法だとわかって、プログラムともきちんと向き合うようになりました。苦しむだけでなく、自分とも病気ともうまくやっていく方法があると思えるようになったこと。これが、わたしがリワークでできるようになったことです。

 

リワークについて、不安に思っている方も多いと思いますが、みんなよい変化を感じられています。
ぜひ見学にいらしてみてください。

 

リワークデイケア『1日の過ごし方(復職準備クラス編)』

はじめまして。復職準備クラスのYです。
私は現在、週5日戸田病院のリワークデイケアひまわりに通っており、復職準備クラスに所属しています。
これから通おうとする皆さんのために、復職準備クラスの私がどのような1日を過ごしているかを紹介し、イメージを伝えられたらと思います。今回は、私の木曜日の1日の様子です。

朝のミーティングと体操が終わると、午前中は個別活動です。私は職場復帰に向けた書籍を読んで知識をつけたり、パソコンに向かって課題を行ないます。
11時半になるとお昼が運ばれてきます。木曜日は麺類の日で、私はスパゲティミートソースやそばが好きです。お昼の後は新聞を少し読んだりして静かに過ごすことが多いですが、天気が良い日には体力作りも兼ねて大体15分から20分位の散歩に出ることもあります。
13時になるとオフィストレーニングのプログラムが始まります。私達のグループはホームページの記事作成を行なっており、私が書いているこの文書も実はプログラムの一環なのです。オフィストレーニングでは、スタッフさんが部長役、私達の誰かが課長役をやり、実際に記事をホームページにアップするという前提で毎回打合せが行なわれます。
当然部長役のスタッフさんが近くにいるので、打合せは真剣そのものです。私は困ったことがあったら一人で抱え込まずすぐに周りに相談をするということを個人目標にしています。文章を書くことが苦手なことを周りのメンバーに伝えたことで、自分の気持ちがすごく楽になったことを実感しています。

午後のプログラムを終え、14時半になるとリフレッシュ活動の時間となり、カードゲームなどを行ないます。最近は参加者が多く盛り上がっています。
最後に、担当スタッフと1日を振り返り、帰りのミーティング後に解散になります。
いかがですか?一度覗いてみたいと思いませんか?
プログラムの一環ではありますが、文章が苦手な中、一所懸命に書きました。

リワークデイケア『卒業生の声 Part16』

 春の日差しがあたたかな季節となりましたね。戸田病院リワークから見える川沿いの桜並木は満開の花をつけています。皆様、いかがお過ごしですか?
本日は3月にリワークを修了されたメンバーさんからのメッセージをご紹介します。

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 リワーク活動を終えて

 約6ヶ月間こちらのリワークでお世話になりました。リワークがどんなところか最初は不安もあり、活動意欲もあまり湧いてきませんでした。しかし、スタッフの方が親身に相談に乗ってくれたおかげで、段々と心を開いていき、普段はあまりしない自分の話ができるようになりました。
また、リフレッシュ活動のカードゲームやお昼休みの卓球に、メンバーの方から誘ってもらい、初対面でも変に気を遣わずに楽しむことができました。
講座では、病気のことや、コミュニケーションの取り方、マインドフルネス、集団認知行動療法など、ここで学ばなかったら一生知る機会がなかったかもしれない今後の生活の助けとなる知識を身に付けることができました。
ここでのリワーク活動は、課題をこなしたり、グループワークをしたり、助けあったり、雑談したり、遊んだり…まるで学校に通っているような楽しい日々でした。
振り返ってみると、今回の休職は決してマイナスなものではなく、ちゃんと自分と向き合うための貴重な時間でした。そして似たような境遇で復職に向けて頑張っている人が他にもたくさんいることが私の励みにもなりました。
復職してもここで学んだことを生かし、自分を大切にしながら仕事に臨んでいきたいです。
リワークで私に関わってくれたスタッフ、メンバーの方に深く感謝致します。本当にありがとうございました!

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 Aさんの周りにはいつも笑顔があふれ、和やかな雰囲気で日々を過ごされていましたね。また頼りになるAさんでしたので職員、メンバーさん共々助けて頂くこともたくさんありましたね、どうもありがとうございました。
 リワークで学ばれたスキルを活かして今後とも体調に留意頂き、ご自身らしくお過ごし頂ければと思います。ご卒業、おめでとうございます。

リワークデイケア「卒業生の声Part15」

穏やかな日差しにいつしか春の訪れを感じる季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日は卒業生の声をご紹介します。

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私は2019年4月に平成最後の卒業生としてこのリワークを卒業しました。
卒業時、復職する日はまだ決まっておらず、復帰部署を人事と長期に渡り調整していたら気が付くと半年が過ぎていました。毎日外には出ず、睡眠も2時間起きに目覚める始末で、生活リズムが極端に悪くなっていました。

「復職できるのだろうか?」と1人悩んでいたところに丁度リワークの茶話会があり、担当スタッフに相談した結果、生活リズムを整える目的で今年の11月から再度リワークに通うようになりました。

朝は太陽の光を浴び、昼間リワークで活動することでぐっすり眠れるようになり、すぐに生活リズムも戻ってきました。

「私が休職要因と異動に拘った理由」
私は降格したことで全てのモチベーションを失い、溜まっていた疲れにストレスも加わったことで会社に行けなくなってしまいました。
休職して2年半という期間は元部署が新しい仕事や組織変更により生まれ変わっており、私にとって大きな穴が開いた状態で、うつ病の再発を避ける為に元の部署を避けたかったです。
もう1つの理由としては、私の会社には復職に関するにマニュアルがなく、やり取りにすごく時間がかかったことで復職支援プログラムとはどのようなものか?安心して治療に専念するにはどのようにすればよいか?などリワークや独学で学びました。自分が経験したことを活かして会社のメンタルヘルスケアを変えたいという思いもあり、復帰先はそれに関わる部署を希望しました。

メンタルヘルスケアの重要性を会社に言い続けた結果、プロジェクトを立ち上げる方向だという報告を受けました!!
異動に拘っていましたが、それを聞いて糸が解けるように無くなりました。

私が悩んでいた時期に、家では妻も私が休職している現状を誰にも相談できずに一人で悩んでいました。「リワークに行って色々聞きたい!」と相談され、妻と担当スタッフとの面談が行われました。
帰ってきた妻は笑顔を取り戻していて、それだけ苦しんだのだと実感し、事実を正確に受け止めることが出来たのです。

時間はかかりましたが、会社と面談をして私もようやく今年3月から復職することになりました。

希望の部署ではありませんでしたが、ここで学んだことはいつか必ず生かそうと思っています。

最後にどうしても言いたいことが3つ。
1.リワークを卒業して、まだ復職出来ずにいる場合はなるべく早くリワークに相談しましょう。一人で悩んでも仕方がありません。「卒業したのに」という恥ずかしい気持ちは捨てても大丈夫です。
2.自分はうつ病になって辛い!だが、家族は誰にも言えずもっと辛い思いをしていることを理解しましょう。
3.拘りを持つことは自分に厳しくなくては続きません。現実を見直し、人生設計図の別の機会で達成できるような目標を立てられないか考えてみましょう。

リワークスタッフの皆さん、担当の○○さん、私を支え続けてくれてありがとうございました。
その間リワークに通所されていた皆さん、温かく迎えてくれてありがとう。

そして悩みながらも支えてくれた妻へ、ありがとう。

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ご卒業おめでとうございます!
復職までの期間が長く、不安も強かったと思います。いつ復職しても大丈夫なように常に生活リズムを意識され、ストレスが生じたときはコーピングで対処されましたね。
「自分が経験したこと、経験から学んだことをいかして同じように苦しんでいる方の役に立ちたい」と資格勉強に励んでいた姿に感心しました。
また、奥様の苦しみや戸惑い、不安な気持ちを面談で聞かせて頂いたことで改めてご家族様へのケアの大切さを感じました。
復職後も今まで勉強なさってきたことを存分に発揮してください。何かありましたらいつでもご相談してください。

リワークデイケア『リフレッシュタイムのご紹介!』

はじめまして。復職準備クラスのNです。
リワークでは講座や個別活動などの自分の課題に取り組む時間とは別に、オン・オフを切り替えられる時間として、選択プログラムのリフレッシュ活動があります。
私も主治医の勧めで通所を始めましたが、ずっと仕事や病気のことばかり考えていると気分が滅入ってきてしまうので、リフレッシュすることは大切だと思います。

内容は、雑談やオセロ、ジェンガ、カードゲームなど皆で賑やかに遊ぶようなものが多く、特にカードゲームにはトランプやウノなどのメジャーなものから、ノイや二ムト、ゴキブリポーカーなど人によってはあまり聞きなじみのないものまでたくさん揃っています!

リワークに来て初めて遊んだカードゲームがある人が大半なので、ルールを知らなくても全く問題ありません。周りのメンバーが優しく教えてくれるし、やっていくうちに覚えて、その時にはもうゲームにハマっているでしょう(笑)
最近のリワーク内での流行りは、シンプルかつ1回の勝負が短いノイと革命するとテンションが上がるトランプの「大貧民(大富豪とも呼ぶ?)」です。多いときはスタッフの方も交じって15人以上でワイワイガヤガヤしながら楽しんでいます!
私はかつて、大貧民をやっていた時、1回のリフレッシュ活動中に3回革命を起こしたことがあります!基本的に革命は同じ数字を4枚揃えないといけないので、結構低い確率だと思います!でも、革命をやったから勝ちというゲームではないので、その後、惨敗してしまうのは、大貧民あるあるです(笑)

人と話すことやゲーム自体が苦手な人でも気軽に参加できて、童心に帰ったように笑いあいながら皆で遊べるこの時間が、私はとても大好きです。
皆さんも気持ちの切り替えを上手に行って、活動意欲を高めていきましょう!!

リワークデイケア『1日の過ごし方(導入クラス編)』

はじめまして、復職準備クラスのHです。
今回はこれからリワークに通おうと考えている皆さんにイメージをつかんでいただくために、私の「導入クラス」での過ごし方についてご紹介します。

プログラムは午前と午後に分かれており、午前中は「交流会」です。交流会とは、人と話すことに慣れたり、気持ちをほぐしたりすることを目的としています。今回はコラージュを作成します。皆さんはコラージュと聞いて何を思い浮かばれるでしょうか。リワークでは新聞のチラシの切り抜き、貼り付け、様々な作品を皆で和気あいあいとおしゃべりしながら作成します。写真は、通所者の一人がスーパーのチラシを使用して作成したフルーツの木です。まるで、童話に出てくるような素敵な木で、子供や大人でも、思わず立ち止まって見上げてしまいますよね。

午後はスポーツです。スポーツは広いホールに移動して行います。卓球、バドミントン、ボール蹴りなどなど。一番人気は卓球でしょうか。低い位置から速いサーブを打つAさん。摩訶不思議なカットをかけてくるBさん。私は、コーナーを狙った速いサーブで得点を稼ぎます。各自それぞれ技法を凝らして試合に挑んでいます。こちらも和気あいあいとしていて、皆で応援の歓声をあげながら楽しんでいます。スタッフも交じって試合を行う事もあります。これがなかなか強いので侮れません。水分補給の休憩を挟みながら楽しみます。

14時半からはお楽しみのリフレッシュタイムです。この時間はゲームをしたり、休憩したり各々楽しみます。私は、カードゲームの大貧民を楽しんでいます。
15時でリワークは終了です。夕礼でその日の出来事を報告して帰宅します。
いかがでしたか? これが私の導入クラスの一日でした。