2025年6月24日

外出の時間を大切に - 開放病棟より

こんにちは。男性開放病棟です。

暖かい日差しの日も増えてまいりました。一方で、急な気温の変化や不安定な天候が続いており、心身のバランスを崩しやすい季節でもあります。

私たちは、天候に恵まれた日の外出は、気分転換に繋がり、とても心身の健康維持のためにも重要な時間と考えています。

開放病棟では、医師の指示のもと、患者様お一人おひとりの状態を丁寧に観察・評価しながら、外出の機会を設けています。

これから夏に向けて、気温の上昇が続くと、熱中症や脱水といった体調への影響が懸念されます。

そのため、日頃から水分摂取や排泄状況、血液検査のデータなどをもとに健康状態を把握しながら、必要な対策を行っています。

また、外出前には、患者様ごとに異なる注意点を確認し、安全面にも十分配慮して外出支援を行っています。

引き続き、患者様が安心して、そして前向きな気持ちで社会生活に向けた準備ができるよう、スタッフ一同取り組んでまいります。

2025年6月16日

歌って踊った後は、アイスクリームで休憩~

こんにちは、女子慢性期閉鎖病棟(第5病棟)です。                            

私たちの病棟では病棟レクリエーションで誕生会を行っています。

今回の誕生会は、いつもと趣向を変え、誕生月の患者さんには、職員のウクレレ伴奏に合わせてHappy Birthdayを歌い、お祝いをしました。生演奏でのお祝いに患者さんたちはとても驚き、プレゼントのハンドタオルを手に嬉しそうな表情を見せてくれました。

お祝いの後は、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」を、職員の踊りに合わせ、歌い、ノリノリで拳や腰を振っての、大盛り上がり。そして天空の城ラピュタ「君を乗せて」をしっとりと歌い上げたあとは、再びウクレレの伴奏でAKB48の「365日の紙飛行機」の合唱をしました。

歌って踊ったあとは、冷たいアイスクリームで乾いた喉を潤し、「歌ったあとに食べるアイスは格別においしいね」と言った患者さんの笑顔が印象に残っています。

音楽は患者さんたちの楽しみであり、心穏やかにしてくれる癒しとなっています。

患者さんの、活動性を高め、精神の安定を図り、一日も早い社会復帰へ向けた関わりを今後も続けていきたいと思います。

2025年6月10日

地域での暮らしを支える─グループホームのご紹介

戸田病院では、埼玉県戸田市内に3か所のグループホーム(共同生活援助)を運営しており、最大90名の方がご利用いただける体制を整えています。

グループホームは、「障害者総合支援法」に基づく福祉サービスのひとつで、地域での生活を希望される方が、安心して自立した毎日を送れるようサポートを行う場です。

日々の暮らしでは、ケアサポーター(世話人)や生活支援員が、食事の準備・買い物・掃除・洗濯などの生活支援を行うほか、服薬管理(薬のセットや服薬確認)、健康面や人間関係などについてのご相談にも対応しています。

また、日中は戸田病院のデイケアで精神症状の治療・リハビリテーションを受けることができる環境も整っています。

地域での穏やかな生活を希望される方やご家族の皆さまに、安心してご利用いただけるよう支援しています。

グループホームの見学は随時受け付けております

どうぞお気軽にご相談ください。

2025年6月9日

作業療法で支える健康的な暮らし

病棟で作業療法を行っていると、入院されたばかりの患者様からよくいただくご質問があります。

作業療法って、何のためにやるんですか?

お薬を飲むことや、食事・睡眠のリズムを整えることは、治療としてイメージしやすいかもしれません。

しかし、手工芸や軽い運動、音楽、レクリエーションなどの作業療法がどうして治療になるのか――少し分かりづらいと感じる方もいらっしゃいます。

中には「遊んでいるだけに見える」と感じる方もいるかもしれません。けれども、この「遊ぶ」という行為には、大切な意味があります。

30年ほど前の車のCMで「くう・ねる・あそぶ。」という言葉が話題になりました。よく食べ、よく眠り、そしてよく遊ぶ。

これこそが、健康的な生活の理想形です。

食事がとれ、眠れるようになれば、日常生活は送れるようになります。

ですが、「健康的な生活」を取り戻すためには、心にゆとりを持ち、「遊ぶ」ことができる状態に回復することも欠かせません。

作業療法は、そうした「ゆとり」や「意欲」を少しずつ育みます。活動を通して体を動かすことで、寝たきりを防ぎ、気分転換にもなります。結果として、再発の予防にもつながるのです。

作業療法は「非薬物療法」とも呼ばれ、活動を通じて生活の質(QOL)を高める治療法です。

私たちは、ただ日常生活が送れるようにするのではなく、その方らしく、生き生きとした毎日を取り戻すお手伝いができるよう、日々工夫を重ねながら支援を行っています。

2025年6月6日

お薬、余っていませんか?

― 薬は「使い切る」ことも大切です ―

こんにちは、薬局です。

投薬窓口では、こんな会話を耳にすることがあります。

「この薬、今日はもういらないけど、変更が面倒ならもらっておきますね。」
「薬が余っていて…どのくらい保管しておけるんでしょう?」

日々の中で、うっかり飲み忘れてしまったり、下剤などをご自身の調子に合わせて調整しているうちに、お薬が手元に余ってしまうことは、誰にでも起こりうることです。

そんなときは、遠慮なく診察の際に医師にご相談ください。

今の残薬の状況を確認し、処方の内容を見直したり、投薬日数を調整したりといった対応が可能です。

なお、お薬には有効期限があります。たとえ期限内でも、保管状態によっては薬の品質が落ちてしまうことも。

「もったいないから」「薬が切れそうだから」と、いつもらったかわからない薬を飲むのは避けましょう。

ぜひ、定期的にお薬の残りや保管状況をチェックしてみてください。

分からないことがあれば、お気軽に薬局までご相談ください。

患者様の安心・安全な服薬のために、引き続き薬局でも丁寧にサポートしてまいります。

2025年6月5日

午後外来(一般初診・医療相談)のご案内

下記の日程において、午後の外来(一般初診および医療相談)を開設いたします。

【午後外来 実施日】

  • 6月17日(火)
  • 7月1日(火)、7月15日(火)、7月29日(火)
  • 8月19日(火)、8月26日(火)
  • 9月2日(火)、9月16日(火)

【初診受付時間】
13時30分 ~ 15時30分

受診をご希望の方は、受付時間内に外来受付までお越しください。

2025年4月1日

2025年4月1日より入院時の食事負担額が変わります

厚生労働省告示の改正にともない、2025年4月1日より入院時の食事療養標準負担額が変更となります。

全医療機関共通の値上げ金額となりますのでご理解の程、よろしくお願い致します。

入院時の食事療養の標準負担額(患者負担分:1食あたり)

  • 2016年4月1日において1年以上継続して精神病床に入院している患者様は、退院するまでの間は260円になります。
  • ご不明な点がございましたら、1階入院受付(医事課)までお問合せください。

戸田病院

2025年1月23日

次は何作ろう?

こんにちは、作業療法室です。

第7病棟(療養病棟)で行っている作業療法プログラム『クラフト』についてご紹介します。
塗り絵や脳トレ課題プリント、創作活動といった机上で行える作業が主な内容となっています。

創作活動では季節に沿った作品を制作しています。ちぎり絵や塗り絵、折り紙等それぞれのパーツを患者さんで分担して制作し、完成後は壁に掲示することで病棟のみなさんに楽しんでいただいています。

上肢や手指の協調的・巧緻的な動作を促すといった身体機能への働きかけの他、集中力を保つ・様々なことに意識を向けながら取り組むというように精神・認知機能の賦活を促す目的もあります。

また、季節の行事をテーマにすることで四季の移り変わりを感じていただけるきっかけにもなっており、患者さんからは「もうこんな季節になったのね。」「懐かしいわ。」といった感想をいただいています。

クラフトは患者さん個々の活動ではありますが、集団で同じ場所を共有することで他者交流の機会にもなっています。一緒に脳トレの問題を解いたり、完成した作品を見せ合ったりと、自然と患者さん同士の会話も増えているようです。

これからもみなさんに楽しく取り組んでいただけるプログラムを提供できるよう努めていきます。

2024年12月31日

健康クラブで元気な気持ちになろう

入院生活を送る中で運動が健康に大切だと思っていても意欲が湧かない方、体力の衰えなどを感じていても運動のきっかけがない方が数多くいらっしゃいます。

そのような患者さんのために、第二病棟(男子開放病棟)では週に1回、「健康クラブ」と題した筋力トレーニングを行っています。

 筋力を鍛えることは全身の体力向上が見込めるだけでなく、運動をしたことによる程良い疲労感、満足感を得ることが出来ます。

プログラムの実施開始当初は「めんどくさい」「もうすでに疲れているから」といった意見で参加しない方も多かったですが、現在は習慣的に運動をする時間として参加される患者さんも増えてきました。

「継続は力なり」とは言いますが、患者さん一人一人が健康習慣を楽しんで取り組めるような場を作っていきたいと思います。

2024年12月30日

静養病棟心理プログラム「療養教室」

今回は心理士が行っている静養病棟の集団プログラム「療養教室」をご紹介します。

このプログラムは小グループで行う勉強会で、再発予防を目的とし、主にうつ病について学びます。

先日は「ストレス対処の方法」について勉強しました。

「ストレスとはなにか?」
「ストレスにはどんなものがあるの?」というお話、

現在の自分のストレス状況についての確認、

そして最後は皆さんで以下のような事例検討を行いました。

職場(あるいはご近所)で苦手な人がいる
その人と話すといつもなんだか嫌な気持ちになる
我慢してその場にいることもあるけど、その後はどっと疲れてしまう

こんな時、どのような対処方法をとりますか?

参加者の皆さんからは、

好きなものを食べてたまったストレスを発散する
その人と話すことを回避できるように行動する
周りの人に助けを求める
など様々な案が出され、お互いの意見に頷きあう様子も見られました。

療養教室ではこのように、参加者同士のコミュニケーションも大切にしております。一人ではなかなか考え付かないものも、複数名が集まると色々な視点から様々な意見が集まり、“こんな考え方もあるんだ”とより多角的に物事を捉えられるきっかけに繋がります。

これからも皆さんと一緒にうつ病への理解を深め、ご自分なりの再発予防の方法を見つけていけるようなプログラムを行っていきたいと思います。