2019-01-31

第4病棟の機能、目標

第4病棟の機能は身体合併症病棟です
※身体合併とは精神疾患に身体疾患が合併した状態を
「精神科身体合併症」または「身体合併症」と呼びます

現在早期離床を目標にリハビリへ力を入れています。
他病棟で身体合併によりADLが低下した患者様には入院病棟を移っていただき
第4病棟で内科的治療、理学療法士及び作業療法士によるリハビリ、看護補助者と共に離床の訓練を進めます。
※ADLとは「日常生活動作」の事であり、食事・更衣・移動・排泄・整容・入浴など
生活を営む上で不可欠な基本的行動を指し「基本的日常生活動作」「日常生活活動」とも言われる

多職種で一丸となり目標に向かう事は非常に難しい事ではありますが
連携を密にすることにより、患者様の状態改善に繋がるだけでなく
職場の雰囲気も良くなっているような気がします。

 

2019-01-31

第3病棟 1月期レクリエーション「新年会」

年が明けて新年最初の病棟レクリエーションとして「新年会」を実施

最初は書き初め
テーマを「お正月」にしておこなったのですが
「正月」や「初夢」などテーマに沿ったものを書く方も居れば
今年の目標を書く方もいらっしゃいました。

次に書き初めを終えた方へ用意しておいた「おしるこ」をお配りしました
本当はお餅を入れたいところですが安全上の観点から代わりに「お附」を。
食べた感想を伺うと「甘くておいしい」と好評で
余るかもと思いながら準備した量がキレイに無くなりました。

患者さん達も入院が長くなると季節的なことにも興味が無くなりがちになってしまうので
こういった季節感を取り入れたレクリエーションを行っていきたいと思います。

2019-01-30

節分の準備

認知症病棟2月のレクリエーションは節分に豆まきを行うため、患者様とその準備を行いました。乾燥した豆は喉に詰まりやすいため、残念ながら入院中に口にすることは出来ません。カラフルな用紙を準備して、小さく丸めることで豆に見立てることにしました。

作業中に子供の頃どんな節分の日を過ごしたか、自分たちに子供が出来て、子供達とどんな節分の日を過ごしたか、など思い出話をしました。決して裕福な時代ではなかったけれど、そのような行事の意味を教えたり、教えられたりしながら過ごした時が良かったと、皆さん振り返っていらっしゃいました。病棟レク当日はその豆に見立てた玉を「鬼は外。福は内」と言いながら、鬼のお面を付けたスタッフに向け投げて頂き、患者様たちから沢山の笑顔が見られていました。

認知症の方が昔を懐かしみ会話することは良い刺激になります。今後もこのような月の行事を取り入れた病棟レクを行っていきます。

【バリデーションについての続き】
前回は言葉を使うテクニックの中から「オープンクエスチョン」について説明させて頂きました。
今回は言葉を使うテクニック「反対のことを想像する・極端な表現」についてお話します。
これも質問の仕方になりますが、言葉によるコミュニケーションがある程度可能な認知症の高齢者に対して、欲求や感情の表出を促す刺激になるテクニックです。
例えば「帰りたい」と訴えてくる方に対して「反対のことを想像する」テクニックは「帰りたくない時はどんな時ですか」と聞きます。「極端な表現」では「一番帰りたいのはどんな時ですか」と聞きます。その返答によって、オープンクエスチョンの時と同様、認知症高齢者の行動の理由が見えてくることがあります。このテクニックはなかなかパッと出てきづらいですが、繰り返し行っているうちに出てくるようになると思います。

2019-01-28

デイケア『新年会』

先日デイケアにて新年会を行いました。

その様子をご紹介いたします。

午後の時間を使って、いくつかのお正月に因んだ昔の遊びを皆さんで楽しみました。

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さん童心に帰って楽しまれていました。

スタッフルームの前にはスタッフ特製の絵馬のコーナーが設置され、皆さんの絵馬がたくさん括り付けてあります。

それぞれの長いが叶うといいですね。

 

今年も良い年でありますように(^^)

 

2019-01-25

たいやきについて

たいやきは1909年に作られたのが始めとされています。なぜ鯛の形なのかというと、最初は今川焼を作ったが売れず、次にカメの形で作ったがそれも売れませんでした。しかし、めでたい鯛の形にすると飛ぶように売れ、広まっていったとされています。たい焼きを食べる際に「どこから食べるか」と一度は話題になると思いますが、その意見は様々で巷では「頭から食べると頭がよくなる。しっぽから食べると足が速くなる。胴体からだと体が丈夫になる。」という迷信もあるそうです。

たいやきの中に詰まっているあんこの原材料は小豆ですが、この小豆にはたんぱく質やビタミンB群、さらに日常生活で不足しやすい鉄分が豊富に含まれています。ダイエット中のおやつとして、洋菓子よりも和菓子の方がおすすめされる理由もわかりますよね。小豆はあんこの他にもお赤飯やおしるこなど応用がきく食材なので日々の食生活にうまくとりいれて、毎日の健康に役立てたいものです。このようにたい焼きは食べ方だけでもいろいろな意味を持つ面白い食べ物なので、食べる際はぜひ意味を思い出しながら楽しんで食べてみて下さいね!(戸田病院栄養課)

2019-01-25

作業療法室の活動

今月のは、院外レクで行った初詣を紹介します。
第3病棟(男性閉鎖病棟)では季節ごとに、季節感を感じる企画を実施しています。毎年一月には、初詣を企画していて、今年は10人の患者さんが参加しました。
天気はあいにくの曇り模様で、冬の寒さを感じて、お寺まで散歩しました。お寺についたらお賽銭を握りしめて、一人ずつ参拝を行いました。「今年も健康で過ごせます様に」、「早く退院出来ます様に」と参加した方は各々のお願い事をしていました。

2019-01-25

リワークデイケア「卒業生の声」

皆さんこんにちは!
本日は最近再就職されたメンバーさんからのメッセージを紹介していきたいと思います。

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リワークデイケアには9ヶ月お世話になりました。

活動準備クラスでは病気について、体調管理について、気分が落ち込んだ時の対処法などについて学びました。
次の復職準備クラスでは、活動クラスで学んだ事をベースにしてグループワークを行い、コミュニケーショントレーニング、病気と休職になるまでの振り返りをしました。アウトプットを出さなければいけないということで、座学中心の活動クラスとは緊張感が比べ物になりませんでした。プレッシャーでリワークに行きたくないと思ったことが何度もありましたが、学んだ知識を活用しながら気持ちを静め、何とか踏ん張って無事にミッションをクリアし、自信につなげることが出来ました。

卒業後無事に復職したのですが、新しくチャレンジしたいことが見つかったので、前職を退職しました。
自宅ですとどうしても生活リズムが乱れがちになるので退職後はリワークに通って生活リズムを整えつつ、転職活動をしました。なかなか転職先が決まらず不安になることもあったのですが、リワークスタッフに心のケアをしてもらいながら安定した気持ちで過ごせました。時間はかかったのですが転職先がみつかりホッとしています。

病気の症状は寛解して穏やかな毎日を過ごしていますが、今後もリワークのフォローアップを活用しながら再発を防止しようと考えています。
スタッフの皆さんには良い時も悪い時も、話を沢山聞いて頂き非常に感謝しております。同じ時間を過ごしたリワークメンバーにも恵まれて、気づきの多い9ヶ月間でした。
新しい職場でも自分のペースを保ちながら頑張っていきたいと思います。

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就職おめでとうございます!

退職されたあとは先がみえない不安から落ち込んでいた時期もありましたが、うまくリフレッシュして自分のペースで過ごす事が出来ましたね。
新しい職場では慣れない事が多く、うまくいかない時も出てくるかもしれません。
持ち前の明るさと積極性を忘れずに何事も前向きに取り組んでください。

ご活躍をお祈りし、心から応援しています。

2019-01-21

リワークデイケア「卒業生の声」

最近インフルエンザが大変流行っているそうですが、皆さま体調いかがですか?
手洗い、うがいを心掛けて、感染予防に努めましょう!

先週に続き、卒業生からのメッセージを紹介していきたいと思います。

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私は5月から約半年間、このリワークにお世話になりました。

思えば今年の4月、「そろそろ私傷病欠勤の期間が切れるので復職しないと…」という後ろ向きな気持ちで臨んだ産業医面談において言われた「リワークに半年間通ってください」という一言から全ては始まりました。

「あと半年も復職できないの?そもそもリワークプログラムって何?」というショックと疑問で満たされていた私に対し、スタッフの方々はとても丁寧な説明で背中を押してくれました。

それでも最初は「多分病気は治っているのだけど、まぁ会社の指示だし仕方ないか」と軽い気持ちで臨んでいたのですが、スタッフの面談や講座を進めていくうちに意外な事実が。

「えっ?今までずっと感じていたイライラや怒りも症状の一つかもしれないって?性格だと思って先生に伝えてなかったよ!」「ええっ!?双極性障害ってうつ病と同じ治し方じゃいけないの?ずっとうつ症状を戻す方法ばかり試していたよ!」と、自分で考えていた症状や対処法が大きく間違っていたことに気付かされたのです。

そうなると私も「よし、いっそ留学に来たつもりになってリワークで学んでゆこう!」と言う気持ちになり、プログラムに積極的に参加してゆくようになりました。

その後は薬の正しい処方により怒りが治まってきただけでなく、精神療法やマインドフルネスを生活に取り込むことにより不安に悩まされる回数も大幅に減ってきました。

またリワーク内での卓球(下手ですが)や人狼ゲーム(顔つきですぐ人狼とバレてしまいますが)などに積極的に参加する事でコミュニケーション能力を回復するだけでなく、久しぶりに心の底から笑えるようになってゆきました。

最終クラスである復職準備クラスでは大きなプレッシャーや負荷を感じましたが、リワークで学んだ対処法を活用する事でこれまでよりも楽に乗り越えることができ、最終的には「これだけ出来れば復職してもやって行けそうだな」という自信に変えてゆくことが出来ました。

リワークでは感情に対する多くの対処法を教わりましたが、ひょっとしたら復職後は忙しくて徐々に忘れてしまうかも知れません。そこで私は各感情への対処法を単純にフローチャート化し、A4用紙1枚にまとめた物を部屋に貼る事にしました。

この先感情に流されそうになった時はこの紙を見て対処法を思い出すと共に、リワークで心から笑えたことも思い出して活力にしてゆければと思っています。

スタッフの皆さん、そしてリワークの仲間の皆さん、本当にありがとうございました。

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ご卒業おめでとうございます。

入所された時は緊張が強く、お声をかけただけでも体が固まってうまく反応できなかったことを覚えています。コミュニケーションの大切さを講座で学び、意識しながら他メンバーと関わっていく中で少しずつ笑顔が見え始め、いつの間にか周りを引っ張っていくような存在になりましたね。

何事にも真面目に取り組み、ご自分の疾患や症状と向き合ってきました。
怒りに関してはアンガーマネージメント、反すうについてはマインドフルネスを行うことでうまく対処されました。今後も続けていく事で体調の維持に繋がればと思います。

復職された後は忙しさに流され、自分と向き合う余裕がなくなる時もあるかもしれません。躓いた時や迷われた時はいつでもフォローアップにいらしてください。

今後のご活躍をお祈り申し上げます

 

 

 

 

 

 

 

 

2019-01-18

リワークデイケア「研究発表会」

先月、研究発表会の発表が行われました。

今回は2グループに分かれて活動されました。

Aグループ「共同制作」~リワークかるた作成~

グループ目標:メンバーの気持ちと体調に配慮しながら意見交換を行い各自の個性をいかしつつ、均等に作業を進めていく。

コンセプト:通所中のみなさんが自主活動、リフレッシュ活動などでリワークに関連した用語を楽しみながら学んでもらることを目的として、新しいコミュニケーションを創出する。

過去のテキストを読みなおし、キーワードを抽出する作業から始め、全体の統一感やリズムにもこだわりました。グループメンバー全員で全種類のイラスト案を持ち寄り最適な物を選択する方法で進められました。企画書がなかなか通らず制作時間が短かったのですがメンバーの協力を得て、期限内に納品することが出来ました。

 

 

 

 

 

 

グループの振り返り:

・最初は何もなくゼロから企画で不安もあったが、形に出来た事で自信になり自己肯定感を高めることが出来た。

・読み札、絵札の選定において議論することが多く良いアサーション実践の場となった。

・マルチタスクになる場面があったが、お互いに声を掛け合い作業を進めることで、個々の責任感及び連帯感を感じる事ができた。

・自分がリードしなければと考え、一人で仕事を多くする癖が出ていた時期もあったがそれに気づき、うまく周りを頼り仕事を分散しながら進めることが出来た。

 

Bグループ「実験研究」~うつ病に効果がある食事に関する研究~

グループ目標:それぞれのメンバーが偏りなくバランスよく作業を行う。お互いの体調を考慮しながら、協力して作業する。

研究内容、方法:食事チェックリストにより食事習慣や体調から推測される不足栄養素を確認する。不足栄養素を食事でとり、体調の変化を確認する。実際にはタンパク質不足チームと糖質過多チームに分かれて、今後も継続可能なちょい足し食材で不足分を補うことはできないかを検討し、実験研究が行われた。

結果:短い期間であったが変化や改善がみられた。朝食後の頭のスッキリ感や夕食後の眠気が抑えられたなど変化を感じたメンバーが多かった。研究を通して食事とうつ病との関連性を学び、ちょい足し食材や簡単に取り入れることができるメニュー、今後も続けられそうなメニューを考案することが出来た。

グループの振り返り:

・個々の作業では偏りが生じることもあったが、負荷のバランスが取れるように協力しあう事ができた。

・各メンバーの得意、不得意を補いながら作業をすることができ、体調不良メンバーのフォロー体制もとれた。

・意見の食い違いなども発生したが、全員で積極的に発言し落とし所を探せた。

・役割以上の仕事することはなく、グループメンバーに頼りながら作業を進められた。

・体調が思わしくない時もあったがメンバーにその旨を伝えるとともに、自分の能力範囲内で何が出来るかを相談し、自分なりに成果を出すことが出来た。

 

2グループともにメンバー同士でよく話し合い、協力しながら進められていました。

一番の目的は課題や研究成果ではなく、負荷がかかった時にどう向き合っていくのか、自分の気持ちの揺れに気づくことですね。皆さん意識しながら取り組まれました。お疲れさまでした。

 

 

 

 

 

2019-01-17

家族会(若竹会)

当院では定期的に患者さんのご家族と家族会(若竹会)が開かれています。同じ悩みを語りあったり情報交換などを行う茶話会や、病気について学ぶ勉強会などを通じて、支え合えるような機会となっており、地域医療連携室はその事務局となっています。

12月はデイケアでのクリスマス会へ見学に行きました。
若竹会の皆様とクリスマス会にて催されたカラオケやダンス、ギターやハンドベルの楽器演奏を鑑賞され
若竹会の皆様から「発表のレベルが高く面白かった」などご感想があり楽しんでいらっしゃいました。

また今年は行われませんでしたが「メンバーさんの作品展示を次回は楽しみにしている」といった声もあり
昨年までの発表を皆様に覚えて頂いていることがうかがえましし、来年のクリスマス会にも期待を寄せられていました。