2023-12-21

『グループホーム大掃除計画』

グループホーム利用者様から、年越しそばなどの食事やTVなどの休日の計画など、年末年始のお休みをどのように過ごすか、そう言った話題が多くなってきています。

年の瀬と言う事もあり、当院グループホームでは各ホームの大掃除を計画。利用者様と一緒に日常生活の中では手が届かない電気の傘や換気扇、窓などを重点的に掃除し、整理整頓ができるように利用者様を支援しております。電気の傘についた一年分の汚れを掃除し、予想以上の汚れに驚いている利用者様もいらっしゃいました。

当院グループホームでは利用者様1人1人毎の『その人らしい』快適な地域生活が送れるよう日々支援を実施しております。

2023-12-20

安心して就職・復職を目指しましょう!(リワーク)

前回に引き続き、リワークに通所されていた方が作成された記事をご紹介します。是非ご覧ください。

安心して復職を目指そうという気持ちになるリワークプログラムの魅力をご紹介します。

下記のクラスを順に行なっていき、生活リズムを整えること、自身の振り返りやコミュニケーション能力を身につけていくこと、

職場を想定した環境で作業を進めていくことで、復職に必要な能力を回復していくためのトレーニングを行なっていきます。

私にとって復職後も役に立つ能力や技術を向上でき、活用できると感じたプログラムを2つ紹介します。

•【自己分析(全4回)】 対象:復職準備クラス(必須)

【内容】

グループワークを通して自己や他己を理解することで、コミュニケーションにおける認知のズレを軽減することができます。また、

メンバーと一緒に休職の原因を振り返り、職場復帰したあとの課題についても考えていきます。

【感想】

自分自身がとってきた考え方や行動を振り返ることで、今まで知らなかった自分の性格を知り自分の成長につながる手だてを模索する糸口になりました。総まとめでは自己理解をまとめてメンバーに発表することで、今度どのように生きていきたいか、

どのように考えてどう行動していきたいかの自信につなげることができました。

•【オフィストレーニング(全8回)】 対象:復職準備クラス(必須)

【内容】

疑似的な職場を設定し、業務が重なった時や思うように仕事が進まなかった時の対応法を学びます。様々な負荷がかかった環境下でも気持ちの揺れと上手く付き合う方法を知り、対象を自己管理、維持できることを目指します。

【感想】

グループの打合せでは個人の強みを活かして参加することで、リーダーシップを身に付けることができていきます。また、メンバーと協力して一つの目標に向かって作業をすることによりメンバー同士で一体感が生まれ、しっかりとした成果物を作成することで達成感を得ることができ自信にもつながっていきますので、今後の自分に活かしていけるトレーニングとなりました。

復職準備クラスにおいては、上記プログラム以外にも「コミュニケーショントレーニング」にてコミュニケーションスキルを実践する機会があり、実際の職場で活かせるようなトレーニングがあります。

リワークでは他の参加者と対話を共有することにより不安感や孤独感が和らぎ、またコメントをもらうことで考え方や行動が柔軟

になって自信を持って取り組むことができました。まずは気軽に始められるところからゆっくり進めてみてはいかがでしょうか?

2023-12-18

「温かい気持ち」(第6-3病棟)

こんにちは。女子開放病棟(第6-3病棟)です。

夏日が長く続いていたと思っていたら急に寒くなりましたね。

患者様とのコミュニケーションの中には「今日は寒いね」や「外は寒くて今日は病棟で過ごします」など季節の変化を感じさせられることが多くなりました。

第6病棟では、日々のレクリエーションとは別に、毎週木曜日に病棟レクリエーションを行っています。今月は病棟内にて茶話会を行いました。茶話会ではココアを準備し、皆さん「温かくておいしい」「温まりますね」などほっこり温かい気持ちになりました。寒さに負けず今日も笑顔で行きましょう。

2023-12-15

「季節の変わり目の体調管理」(第3病棟)

11月を迎え冷気が一段と深まり冬の訪れを感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。年末に向かい忙しくなるとは思いますが、体調を崩さないように気を付けていきたいですね。

病棟内でも換気の際に冷たい空気を感じ、本格的な冬の訪れを感じることができるようになりました。急な気温の変化にスタッフ・患者様一同体調管理に気をつけています。しかし、寒さに負けず体を動かすことも、治療中の患者様にとっては大事なことだと考えています。運動療法は精神疾患の患者様に、快感情、リラックス感、不安感の改善の効果があり、また日中活動することで睡眠の質が向上すると言われています。

第3病棟では病棟内で安全に配慮し卓球を開催しています。卓球中は普段穏やかな患者様も玉を打ち返そうと白熱した様子を見ることができ、スタッフとしても患者様の新たな一面発見することができます。卓球後は「楽しかった」「負けて悔しかった、またやりたい」等の感想をいただき、スタッフ一同、引き続き患者様の楽しめるレクリエーションを実施していきたいと思いました。

2023-12-15

「体操をしよう」(作業療法室)

作業療法室から病棟でおこなっているプログラムを紹介いたします。

第8病棟(認知症急性期治療病棟)では、作業療法プログラムとして週に4回体操を行っています。病棟内は転倒防止のために床が平らになっており、普段の生活では当たり前のようにある段差等がない状態となっています。そのため、何もしないと気付かないうちに筋力が衰えてしまうというリスクがあります。

そこで、週4回普段病棟内では使わないような筋肉を体操で鍛えることによって、退院後もスムーズに元の生活に戻れるようにプログラムを行っています。基本的に座って行える体操を提供しているので、普段歩いて生活している方から車椅子の方まで幅広く参加出来るようになっています。

2023-12-13

「栄養サポートチームがスタートしました。」

こんにちは

第4病棟は身体合併症病棟で、精神疾患を抱えた患者様が内科的治療を要した時に治療する病棟です。精神科医と内科医がカンファレンスしながら精神面において必要な治療と、内科的に必要な治療を行っていきます。2023年5月から食事がとれない状態の場合や患者様や褥瘡が発生になった場合は、栄養サポートチーム(NST)で取り組んでいます。NSTチームは専門の医師、管理栄養士、薬剤師、言語聴覚士、理学療法士、看護師で構成されています。検査データ、食事の現状、嚥下の状態、入院生活の過ごし方などあらゆる側面から焦点をあて検討しています。実際、食事が摂取できるまでに改善し、褥瘡も治癒されています。今後もNSTチームで一人でも多くの患者様をサポート出来るように頑張ります。

2023-12-11

「病棟スタッフが主催するレクリエーション」

こんにちは。戸田病院 認知症急性期治療病棟(第8病棟)では、毎日の作業療法士によるレクリエーションとは別で病棟職員によるレクリエーションを行っております。11月は映画鑑賞をしながら普段では提供の難しいアイスクリームをご用意させていただき、それを食べながらの楽しめる時間を過ごしていただきました。12月はクリスマスの時期でもあるので楽しみながら季節を感じられるよう病棟職員で話し合いを行い準備をしてまいります。

2023-12-09

~心理教育ミーティング「退院後の生活」~

第1病棟(急性期病棟)において、先日の心理教育ミーティングでは、「退院後の生活」をテーマにプログラムを行いました。

まず前提として、身体的な病気・症状と同様に退院して治療が終わるというのではなく、その後も通院による治療を継続し、より一層の状態の安定を目指していくこととなります。特に退院してすぐは自分が思っている以上に体力が落ちていたり、環境の変化により生活リズムが安定しないものです。また元の生活に戻らねばと思うほど、焦りから調子を崩してしまうかもしれません。より一層の安定と日常生活を取り戻していくために、退院直後の時期はとても大切なリハビリの期間となります。

大切なリハビリの期間だからこそ、入院中から退院後の生活を想定しておく必要があります。プログラムでは、身の回りの生活環境(住む場所、通院・通所先など)を設定し、退院後1カ月ほどの日中のスケジュール、思い描く退院後の生活をイメージしてもらいます。大抵の方は先々のことを見通せていないことが多く、何をして過ごしたらいいのか戸惑われます。しかし、主体的に退院後のご自身の生活について考えるきっかけになればと考え、プログラムの中では先述した最小限のことだけでもイメージしてみています。またプログラムの中でイメージしたものは、これから退院準備を進めていく過程で修正したり、細かな部分を検討することをおすすめしています。

治療や今後の方向性について、「聞かなければ知らないことが多かった。参加できてよかった」との声を患者様からよく聞きます。このプログラムで情報提供したり振り返りを行うことで、患者様が主体的に治療に参加できるきっかけとなることが望まれます。

2023-12-07

「障害物ボーリング」(第7病棟)

こんにちは。戸田病院療養病棟(第7病棟)です。

今回は病棟ホールにて、作業療法士(OT)さん協力のもと障害物ボーリングを実施しました。手作りのゴールゲート障害坂を設置し、周囲を患者様で囲んでBGMを流しました。ゲートにゴールすると皆さん拍手をして盛り上がりました。最後にカルピスを提供し美味しそうに飲まれていました。

障害物を加えたボーリングなので思うように球がいかないもどかしさからもう一度やりたいという患者様もいました。車椅子の患者さんや遠くに球を転がせない患者様は距離を近くし届くようにして行いました。ボーリングは皆さん経験した方が多く楽しまれていました。

2023-12-05

「どうしてお薬は食後?」(薬局)

皆様、こんにちは。戸田病院 薬局です。

当院は院内調剤の為、入院も外来も当薬局で薬を調剤しています。

外来の場合、薬局窓口で薬剤師から直接、患者様へ薬をお渡しし、飲み方や薬効の説明させて頂いています。その際に患者様やご家族様から、服薬に関する感想や疑問をお聞きする機会がありますが、その中でたま~に、でも定期的にいただく質問があります。

それは、何で薬は食後に飲むものが多いの?です。

理由は幾つかあります。一つは、薬は口から飲んだ後、多くが胃や小腸で吸収され血液の中に入り、作用部位に到達して効果を発現します。この時、薬の濃度を一定に保つ方が良く、ある程度規則正しい間隔で服用することで、薬の濃度が保たれます。食事は日常生活の中で、時間帯を等分していると考えられていますので、この規則正しい間隔にピッタリなのです。更に食事の後だと覚えておけば、飲み忘れを防げますし、薬を飲む事を習慣化しやすくなります。

二つ目に、飲み方の食後とは「食べ終わって30分後」を指しますが、このタイミングは胃の血流が良くなり、十二指腸から胆汁酸が分泌される為、消化吸収率が上がります。また胃の中に食べ物がある為、胃への刺激が緩和され、胃腸障害を予防できる利点もあります。以上のことから、食後に服用することが多いのです。

さて、飲み方は食後以外にも、食前、食間、食直前、寝る前等など、薬によって胃の中の食べ物と反応して効果が強く出てしまうものや、反対に効果が下がってしまうもの、食べ物で酸が中和され、胃の中のpHが変わり吸収率が変化してしまうものがあります。

他にも胃の中が空っぽの方が薬を良く吸収してくれるものがあり、漢方薬はこれに該当します。その為、これらの薬は食前(食事の30分前)や食間(食後2時間)といった胃の中に食べ物がない時に服用します。

また一部の糖尿病治療薬は、血糖値を下げる作用の発現が早く、持続時間が短いので、食直前(食べる直前)や食前に服用するよう指定されています。

このように薬の性質と食事は密接な関係があり、効力を適切に発揮できるよう飲む時間が考えられています。しかし忙しいと食事の時間が遅れたり、薬を飲み忘れてしまうことがあると思います。そんな方は是非一度、医師又は薬剤師にご相談下さい。